前回紹介した【2018年版】世界で最も治安のいい国ランキング トップ10に引き続き、今回は2019年版の世界で最も治安のいい国ランキング トップ10をお届けいたします。
当ランキングは、経済平和研究所(IEP)によって作成されるGlobal Peace Index(GPI)=「世界平和度指数」を基に発表されており、世界の163の独立国を対象に、軍事力・国内の犯罪発生数・兵器の輸出入数や国内外の紛争数など、合計23の項目を数値化したものです。
ジョナサン
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10位 チェコ共和国(Czech Republic)
中央ヨーロッパの「おとぎの国」チェコは今回順位を下げて惜しくも10位。昨年から3ランク順位を下げてしまいましたが、国民の安全保障や国際関係など多くの面で改善を評価されました。
収入、ワークライフバランスや教育の面で平均以上にランク付けされ、他の多くの幸福度の指標でもうまく機能しています。またチェコでは、25〜64歳の成人の94%が高等教育を修了しており、平均率78%をはるかに上回って、34ある先進国の中でも最高ランクの高い教育レベルを誇っています。
ジョナサン
9位 日本(Japan)
今回も日本は前回同様9位。日本は米国やヨーロッパ諸国に比べて非常に高い人口密度ですが、安全面と生活の質が非常に高いと評価されています。犯罪件数も戦後から年々減少しています。しかし中国、北朝鮮や韓国などの近隣諸国との関係は悪化していることは世界的な懸念の一つともなっています。さらに2020年にはオリンピックも開催されるという事もあり、テロや凶悪犯罪には十分に気を付ける必要があります。
8位 スロベニア(Slovenia)
前回から順位を上げて新規でTOP10入りしたスロベニア。約200万人と人口も少なく(日本の場合、札幌市の人口が約190万人)、領土の半分が森林に覆われており、大陸最大レベルで様々な種類の生物が生息しています。マイナーな国がお好きな方は未知の国を冒険してみてもいいかもしれません。
7位 シンガポール(Singapore)
昨年度8位だったシンガポールは1つ順位を上げて7位になりました。シンガポールは安全面とセキュリティ、国内および国際紛争の低さで高い得点を獲得しています。多様な文化が交わるシンガポール。日本からはヨーロッパに比べコストを抑えて旅行ができます。日本人観光客も他のアジア諸国に比べて少なく治安も良いので、おすすめの国の一つです。
6位 カナダ(Canada)
カナダは前回同様6位。国内紛争、犯罪レベル、政治的安定性に関連する要因に高い評価を得ています。 雇用システムや充実した医療制度も評価され、世界数ある国の中でも住みやすい国と評価されています。日本人の留学先としても人気の国です。
5位 デンマーク(Denmark)
デンマークは、2011年から2016年まで5年連続2位を獲得していましたが、2017年からは5位に低下し、今年も同様に5位となりました。観光、居住共に安全な国として知られるデンマークは、犯罪の低さ、政治的安定性、報道の自由、人権の尊重などが評価されています。 また、世界で最も幸せな国の1つとして頻繁にランクインしています。⇒世界で最も幸福な国ランキング トップ10の記事を読む
4位 オーストリア(Austria)
オーストリアは惜しくも昨年からランクダウンしてしまい今年は4位です。オーストリアは、収入や雇用などの多くの面でうまく機能しており、幸福度ランキングにも10位にランクインしています。
Mr.ウィリアム
3位 ポルトガル(Portugal)
当ランキングでは、多くのヨーロッパ諸国がランクダウンもしくは僅かなランクアップがほとんどですが、ポルトガルに関しては2013年の17位から年々飛躍し、今年は見事にTOP3に入りました。ポルトガルはワークライフバランス、安全面、環境の質の面で先進国の平均を上回っています。
2位 ニュージーランド(New Zealand)
2017年以降2位を維持し続けるニュージーランドは、過去10年間においても、4位を下回ったことがありません。 国内および国際紛争、社会的安全の分野でほぼ完璧なスコアを獲得し、世界でも非常に住みやすい国と認知されています。
1位 アイスランド(Iceland)
「世界で最も安全な国」の称号は今年もアイスランドに与えられました。アイスランドは10年連続1位に輝いています。軍隊がなく、記録的な低犯罪率、充実した教育と社会保障システムと、多くの面で高い評価を受けています。
幸福度ランキングでも4位にランクインしており、男女格差が少ない国として紹介しましたが、さらにアイスランドは市民の97%が自分を中流階級および労働階級と評しているため、階級格差も「存在しない」と言われています。
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Mr.ウィリアム