イタリア人は人生が楽しそう?
世界には多くの国が存在し、その中で各国々に対し様々なイメージが古くから根付いています。例えば日本人だと、「静か・勤勉・真面目・シャイ」等のイメージが世界に定着しています。
リリー
世界の歴史は授業で学べても、それぞれの国の生き方や考え方を教科書から学べる機会はそうありません。実際に自分自身でその国へ行き、現地の人々と関わってみるか、その国と長年付き合ってきた経験者にしか聞くことができません。
ジョナサン
リリー
イタリアと各国の自殺率
リリー
引用元:statista
Mr.ウィリアム
もちろん飛び込み自殺のみではなく、ホームドアは、視覚障碍者や高齢者の転倒事故を防ぐという意味合いもありますが、イタリア人は見知らぬ人でも声を掛け合う習慣が根付いており、そのような人を見かけたら手助けする人が多く、事故を未然に防ぐことができるという背景があります。
話は上記のグラフに戻りますが、自殺者の多い国ロシアの自殺原因としては、アルコールや鬱の問題が多いと言われています。さらに寒い気候や日照時間の少ない環境の影響によって、自殺傾向が強まっています。貧しい自国の生活環境や雇用環境に悲観的になっている人が多いのです。
その点日本は世界的にも豊かな国の一つです。「富裕層が多い国ランキング」でも3位にランクインしています。つまり日本においては貧困の問題というより、個々の生活環境(職場や学校)、主に人間関係に追い込まれた結果による自殺が多い傾向にあります。自殺要因の背景は、国によって異なるのです。
リリー
ジョナサン
基本的にイタリア人は人に合わせない
リリー
ジョナサン
日本人はどんな場でも「空気を読む」事が重要視されており、その結果、人々にとって「生きにくい」環境が無意識に構築されているのです。
リリー
イタリア人は、とにかくなんにでもダメもとで果敢にトライする。相手に失礼だとか、恥をかくかもしれないといった心配は、あまりしない。これは明らかに一種の才能で、私はいつも感心している。
(中略)基本的に、身近にある便利なものはなんでも使おうという発想の人たちなので、コネでも、人材でも、資金でも、そこにあれば、可能であれば、それを使わせてもらおうと考える。
*引用元:最後はなぜかうまくいくイタリア人
ジョナサン
リリー
イタリアの文化やイタリア人の人生観に触れることで、これまでの自身の悩みは、客観的に見れば大したものではなかったと気づいたのです。
イタリア人の思考とは
リリー
Mr.ウィリアム
「お客様は神様」という言葉は日本社会の象徴のようなものです。自分の時間や精神を削って会社に尽くしたり、感情や気持ちを抑えて、恋人やパートナーのために尽くす。そんな自己犠牲が「素晴らしい」と評価されるのが日本です。
リリー
・イタリア人的思考・・自分自身を優先する→楽しさ・心のゆとりが生まれる→家族や友人への配慮ができるようになる→自分も周囲も幸せ!
・日本人的思考・・他人を大切にすることが美徳!と考え自己犠牲→ストレスが貯まりはじめる→精神が崩壊し始める→家族や友人と疎遠になったり、他人の気持ちを考える余裕がなくなる→最悪の場合自殺へ。(結果として自分、周囲も全員不幸に)
リリー
以前とあるスポーツ選手の記事がネットに掲載されました。その選手は己のスポーツに集中する為、学校を定時制にし、一家で家ごと練習場の近くに引っ越しをし、どんな時間も練習のために身を削る。そのような数多くの苦労や努力が記事には掲載され、多くの日本人が心から褒め称えました。
それに比較し、練習があまり好きではないライバルの選手の紹介もされましたが、その選手は練習が好きでなくても結果を残す天才型でした。
Mr.ウィリアム
日本人は「真面目にコツコツと」やり続けることが正義であると信じています。それとは反対に、イタリア人は楽をして効率のよい方法を探します。
イタリアのようにどんなジャンルでも正規ルートがあまりうまく機能していない国では、物事をスムーズに進めるには、コネによる裏口解決が不可欠である。たとえば4時間待ちの列がある美術館でも、友人の友人を頼れば、簡単に裏口から入れてしまうなどの例がある。
(中略)真面目に行動すると馬鹿を見る、という結果になるのだ。だから、機転を利かして裏口を探れる人のほうが、世渡り上手として尊敬され、むしろ真面目に列をつくって待っている人が「まぬけ」として馬鹿にされるという矛盾した文化が形成されるのである。
*引用元:最後はなぜかうまくいくイタリア人
Mr.ウィリアム
日本流アレンジしてイタリア人思考を持とう
Mr.ウィリアム
例えば、日本の厳しい消費者達のおかげで企業はさらに努力を重ね、日本製品の品質が向上しているとも言われているのです。
それぞれの国には長所と短所があるため、イタリアが完璧な国という訳ではありません。しかし自殺率が高く、真面目過ぎるゆえに疲労している日本人にとって、イタリア人の楽観的な考え方を知っているだけでも、時に問題解決の糸口になるのです。
リリー
毎日を有意義に生きるには、まずは前述したように、自分自身を優先する必要があります。多くのイタリア人が行っているように、自分の人生を主体的にコントロールする必要があります。
Mr.ウィリアム
日本のような皇族や王族のある国は特に、上下関係をつける傾向にあります。
他人の評価が気になるので、他人の目を気にし、自分を雑に扱ってしまうのです。日本人は自分がどう生きたいかよりも、他人にどう思われるかに重点を置きがちなのです。しかし、よく考えてみましょう。
他人が自分に対しランク付けしていようが、それはどうでも良いことです。その評価はあなたにとってそこまで意味がないからです。人の価値観はそれぞれ異なります。あなたが他人の価値観に合わせる必要はなく、結果的に見ればあなたのメリットはそこにありません。
Mr.ウィリアム
気に入られたことで昇格や昇給するかもしれません。そう考えると一瞬メリットがあるように見えるかもしれませんが、その後高齢になり自身の人生を振り返るとき、自身があまりにも会社や上司に人生を捧げすぎた事へいずれ後悔をすることでしょう。
ジョナサン
総合的に考えると、他人の価値感に合わせた生き方をしていてはあなたにメリットはありません。
そして自分自身も、他人に対しランク付けしないことが大事です。他人を評価することで自身の劣等感、もしくは過信につながり、客観的な判断が出来なくなります。いずれにしても、あなた自身の成長や成長する意欲を失う結果となります。
ジョナサン
実際に海外へ行ってみよう
例えば、留学に行くことで他国の文化や習慣を多く知ることができます。これまでの人生観や考え方が大きく変わるきっかけになり、ふとした時にこれまで悩んでいたことが大したことではなかったことに気が付きます。
リリー
ちなみに今回途中でご紹介したこちらの本はイタリアに関する書籍の中でNNWが最もおすすめしたい一冊です。30年にも渡りイタリアとビジネスをしてきた著者が、イタリア人の特徴や習性を的確に分析し、著者にしか書けないような役立つ情報が詰まっています。
Mr.ウィリアム
今回NNWではイタリアをご紹介しましたが、どのような国でも大きな経験が得られ、日本社会を外側から見ることのできる良い機会になります。まずは今あなたができることから行動を起こしてみましょう!
スマ留ではその費用が25~29万円。現在は高水準のコロナ対策もしており、信頼ができる上にコスト面でも安心です。
リリー
リリー
ジョナサン
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