猫好きの聖地「猫カフェ」
今や社会現象化している日本の人気スポットといえば「猫カフェ」。猫好きにとってはまるで天国のような、癒しの時間を味わえる場所です。猫カフェは日本を代表するスポットと思われていますが、実は世界にも猫カフェが増えつつあります。
リリー
同じ猫カフェとは言え、イタリアの猫カフェは日本の猫カフェとでは大きく異なる驚きの点が沢山ありました。今回はそんなイタリアの猫カフェの特徴をご紹介いたします。
今回訪れた猫カフェは?
リリー
ジョナサン
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ちなみに日本人の多くがイタリア観光はローマ、ミラノ、ヴェネツィアやフィレンツェなど有名都市へ向かう傾向にありますが、トリノも非常におすすめのエリアです。
他の都市同様に建造物が美しく、ローマやミランに比べ混みあっていないので街全体が落ち着いた雰囲気があり、混雑が苦手な方にはおすすめです。
リリー

店のスタッフが〇〇〇ばかり?
さて、話題は猫カフェに戻りますが、こちらのカフェに入り、まず一番最初に驚いたことといえば、店の方々がガテン系の雰囲気漂う「男の人」ばかりだったという事です。
リリー
もちろん日本にも男性スタッフはおり一概には言えませんが、少なくとも全員が男性スタッフというのは日本の猫カフェでは見られない光景なのではないでしょうか。スタッフの年齢層も幅が広いようです。
しかしMiaGola Caffèにも女性スタッフがいることは事前の情報で知っていたので、おそらく私達が行ったタイミングが、偶然ガテン系の雰囲気漂う男性スタッフが揃っている時間だったのかと思われますが、とにかくこの点はイタリアの猫カフェが素晴らしいと言えるポイントの一つだと言えます。
日本は職業により性別が偏る傾向があり、もちろん数十年前に比べると性による縛りは軽減されつつあるも、世界的にみると日本人にはまだ性別に依存した考えが強く根付いています。猫カフェなどのコンセプトカフェの店員は若い女性スタッフが多い現状にあります。
本来は性別や年齢に関係なく、猫好きで、働きたいと思う気持ちがあるならば誰しもが働けることが理想的です。
ジョナサン
ペットと愉しむインテリアショップ【uminecco(ウミネッコ)】
お客さんが猫に・・?!
もう一つの特徴としては、お客さんが猫に「構いすぎない」点です。
日本の猫カフェの場合、お客たちは猫が自分へ近づくように必死で声をかけたり、餌を購入してあげたり、おもちゃで釣ったりなど、猫に構いすぎている印象があります。多くの人は可愛い猫達をスマホの写真におさめ、ソーシャルメディアに載せる事を考えているのかもしれません。
それに比べてイタリアのお客さんは、一緒に来た仲間との会話や食事をメインに楽しんでいるようで、猫を目的としたコンセプトのカフェというよりは「カフェに来たら、たまたま猫がいるカフェだった」というような雰囲気です。人々はあまり猫を気にしておらず、猫達は自由気ままに生活していました。
日本の猫カフェ、特に大型店舗ともなれば猫達は常に多くの人に触られ、カメラを向けられ、毎日騒音の中に居るかもしれません。
リリー
イタリア人は動物好きな人が多いので、多くの人は猫への接し方や、猫の習性をもともと理解しているという事も考えられます。人間、つまりお客の立場からすると日本に比べてイタリアの猫カフェは少し物足りないかもしれませんが、猫目線で考えるとイタリアの気ままな奔放スタイルが、自由度が高そうです。
猫カフェでの大事な心構え
結果として、イタリアの猫カフェは日本とは様々な面で異なりました。
リリー
しかし、よくよく猫目線で考えてみると、自由気ままに過ごせるイタリアのスタイルの方が猫達に良い環境なのではないかと気付いたのです。もちろん気が付いたところで日本の猫カフェのルールや仕組みを変えることなど出来ません。
リリー
ジョナサン
ペット先進国ヨーロッパと日本の違い
リリー
偶然訪ねた当日には、キャッテリーでは小さなフェスティバルが行われていました。ハンドメイドの猫グッズが売られている出店、焼き栗などの屋台販売、音楽に合わせて全員ダンスをしていました。
ジョナサン
※ピエモンテのキャッテリーの猫
フェスティバルの売上金はキャッテリーの猫たちの餌代や必需品を購入する資金になります。
イタリアでは犬猫を家族として迎えたい場合、ペットショップのようなところではなく、キャッテリーや保護施設などから引き取ったり、ブリーダーから直接迎え入れるのが一般的です。
※ピエモンテのキャッテリーの猫たち。みんな兄弟!
ヨーロッパは動物愛護先進国と呼ばれているほど、動物の愛護に力を入れています。例えばイギリスでは、ペットに関する厳しい法律が多くあり、ペットショップは許可制で、ライセンスを持たないペットショップが犬猫を販売することが禁止されています。
リリー
ジョナサン
※ピエモンテのキャッテリーの猫たち。一緒に仲良く寝ています。
おまけ:リリーの猫
リリー
しかし晴れてこの野良猫「マロン」を私の母が飼うことになりました。
リリー
ジョナサン
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