ロンドンの猫カフェに行ってみた イギリスの犬猫ペット事情もご紹介!

世界各国で急増中の「猫カフェ」


日本各地に多くの店舗が存在する「猫カフェ」は世界各国でも増加しています。日本ほどの店舗数を誇る国は少ないものの、大きな都市になると数件は見つけられる程度にこの数年で世界各国に急増しています。

筆者は現在ロンドンに滞在しておりますが、今でも日本を訪れた際は猫カフェに立ち寄ります。日本国内の猫カフェでも店舗によってシステムやルールが異なりますが、世界各国の猫カフェでは日本とは異なる光景が多く見られます。

今回はイギリス・ロンドンにある猫カフェについてご紹介いたします。以前イタリア・トリノにある猫カフェについてもお届いたしましたので、興味がある方はぜひこちらの記事もご覧ください。

イタリア・トリノの猫カフェに行ってみた 日本の猫カフェとの違いとは?


今回訪れた猫カフェは?


今回私達が訪れた猫カフェは「Java Whiskers Cat Café Marylebone」(ジャヴァ・ウィスカーズ)です。Java Whiskersは、現在ロンドンにMaryleboneとWestfield London White Cityの2店舗が展開されており、ロンドンで最も知名度の高い猫カフェの一つです。

「猫と人間の両方の健康をサポートし、ユニークでリラックスできる体験を提供するカフェ」として、猫好きの人気を集めています。

Java Whiskersの魅力

子猫専用ラウンジがある


ヨーロッパで唯一の「Kitten Lounge(子猫ラウンジ)」があり、希望者は里親として猫を自宅で受け入れることが出来ます。
里親希望の方は応募後、The Scratching Postと呼ばれる猫保護団体との面接、住居の案内や税金関係の書類提出など厳しい審査が行われた上で、猫のオーナーとして最適であると判断された場合に、無事に猫を引き取ることが出来ます。

イギリスは犬猫などペットに関する法律が厳しく、日本のように店頭で生体販売を行っておりません。イギリスでは誰もが簡単にペットを飼う事はできない仕組みとなっています。

子猫たちと一緒にヨガができる


お店のコンセプトにある「猫と人間の両方の健康をサポート」というのは、毎週月曜日の定期イベントとして開催されるヨガ教室が含まれています。1時間子猫たちに囲まれながらリラックスしたひとときを過ごす事ができます。

猫に囲まれながら読書ができる


猫好きの小説家が主催するブッククラブも不定期イベントとして開催されています。猫たちに囲まれながら読書好きのメンバー達と様々な本について語り合える空間は安らぎの時間です。


このようにJava Whiskersはただのカフェではなく、保護猫支援など様々な精力的活動を行っています。もちろんカフェとしても人気が高く、店内ではスイーツやアフタヌーンティーを楽しむことができます。

また、前回お届けしたイタリア・トリノの猫カフェにはなかった、猫とのふれあいスペースに入る前の手洗い、消毒コーナーも設置されており、衛生面もしっかりと対策をしています。

皆様もぜひロンドンに訪れた際はJava Whiskersを訪れてみてはいかがでしょうか。

イギリスの犬猫ペット事情


イギリスではペットに関する法律が日本よりも厳しいという点について先程紹介いたしました。こちらでは更に詳しいペット事情についてご紹介いたします。

イギリスの大手ペット用品店「Pets at Home」


イギリスの大手ペット用品店「Pets at Home」はペット用の食品、おもちゃ、寝具などを販売しており、イギリス国内で453店舗を展開しています。犬猫のみならず、魚・鳥・小動物などのグッズも販売しています。

イギリスでは店頭での犬猫の生体販売は禁止されている為、大きい店内ではペットグッズのみが販売され、生体販売はされていません。(しかし飼い犬を連れて入店する方が多いので、店内では沢山の犬に出会う事ができます!)

イギリスで犬猫を受け入れたいという場合には、保護団体やブリーダーへ里親希望の応募をし、収入や住居などの審査に合格すると受け入れられるという形が主流となっています。

イギリスの飼い犬・飼い猫はマイクロチップが義務付けられている


現在イギリスでは、全ての犬に生後8週目までにマイクロチップを装着し、データベースに登録する事が義務付けられています。2024年6月10日からは猫も同様に、生後20週までにマイクロチップを埋め込み、データベースに登録することが義務付けられる事となりました。

装着が確認されない場合は、最大£500(日本円で約91,000円)の罰金が科せられます。

マイクロチップの埋め込みと聞くと不安になる方も多いかもしれませんが、埋め込みは皮下注射で行われ、麻酔や手術は行いません。去勢手術や避妊手術をする場合は、その際にマイクロチップを同時に埋め込む事が一般的です。

犬猫へマイクロチップを埋め込む理由は、犬猫の脱走や盗難があった際にすぐに見つけることができる為です。

マイクロチップを埋め込む事での生体への影響はなく、脱走や盗難を対処し、命を守る事ができる役割が大きい為、基本的にマイクロチップのデメリットはないと言われています。

現在イギリスには野良犬は全くおらず、野良猫もほとんど居ません。(首輪をつけた飼い猫たちが外でくつろいだり、近所を探索をしている光景はよく見かけます)

イギリスの公共交通機関には犬猫を連れている人が多い


イギリスでは、バスや電車などの公共交通機関で犬を連れている人を多く見かける事ができます。中には猫も、このような猫用バックパックで移動をしている事があります。


イギリスでは犬猫は家族の一員、一つの「生命」として権利が尊重される為、公共の場で犬猫を連れている人々が非難を浴びる事はありません。

日本では盲導犬を除き、犬猫の交通機関の利用はあまり好まれておりません。「犬猫アレルギー」や「犬猫を好まない」他者の権利を尊重しなくてはいけない社会です。

さらに犬猫への虐待は日本では「器物破損」として扱われ、犬猫は法的に生命としての権利はなく「物体」として扱われます。

犬猫が好きな人、好きではない人、両者共にどの国にも存在しますが、法的扱いは国により大きく異なります。イギリスではペットに関する法改正が毎年大きく進んでいます。



ではイギリスで重度のアレルギーを持つ人や犬猫を好まない人が公共交通機関で犬猫に会った際にはどうするのか?

答えは非常に簡単で、その人が出来る範囲の行動を取るのみです。つまり、物理的な距離を置く、車両を移動する等です。


筆者が考える日本とヨーロッパ諸国の国民の違い


国や民族、人種などでカテゴライズする事は個人的には好きではないのですが、社会全体の多数意見で捉えた時、それぞれの国民の傾向が現れてきます。
世界各国、文化や歴史的背景も大きく異なるので、それぞれの国民の思考には方向性があります。

現代の日本では犬猫好きも多いですが、戦争時代を生き抜いた世代の犬猫に対する感情は若い世代の思考とは異なり、「人間が最も重要であり、その他動物の命は人間のように重要視するものではない」と考える人も多く存在します。
もちろん若い世代でも、動物好きではない人はこうした考えを持つ人も少なくはありません。

高齢化の日本は、昔からの日本習慣や文化を大事にしたい、世界基準に合わせる事はしたくないと考える人は、今後もより増えていく事が考えられます。人間は高齢になると「変化」よりも「不変」を望む者が多くなる傾向にある為です。
そうすると、時代に合わせて法を改善していく事には今よりも更にハードルが上がるかもしれません。

日本が近い内に、イギリスのように犬猫に対する権利が尊重される法が改正され、犬猫を好まない国民が犬猫に対し寛容になるかというと、そうはならないでしょう。
現時点で既に日本の法改正には時間がかかる事、そして長年根付いた人々の考えや価値観を変化させる事は安易ではない為です。

今出来る事、犬や猫たち、愛犬家、愛猫家、そして犬猫が好きではない人々でも共存できる仕組みやサービスを作っていく事が最短の解決法かもしれません。



最後に日本にお住いの皆さまへ、自宅からでも行える保護猫活動についてのお知らせです。

Re:neko」では不要品の申し込みやオンライン寄付によって、保護猫団体を支援することができます。
申込みフォームから不要品買取の申し込み、買い取り額を保護猫団体へ支援できるというシステムです。

ぜひ興味がある方は、下記のボタンから詳細をご覧ください。

あなたにおすすめの関連記事

有名シェフ ゴードン・ラムゼイのレストラン「Restaurant 1890」に行ってみた 【2024年治安】近年日本は犯罪が増えているのか? 各国の犯罪数を比較してみた 人生で一度は訪れたい世界の個性的なカフェ7選 知らなかった! イギリス特有のユニークな文化と習慣7選

当サイトは、イギリスのロンドンからnnw studioが運営しています。

WEBサイト・LP制作をはじめ、SEO対策やグラフィックデザイン制作(ポスター、名刺、カタログ、ロゴ等)事業を行っています。詳細は上の画像をクリック!