今回は世界的有名シェフのゴードン・ラムゼイが監修するレストラン「Restaurant 1890(レストラン1890)」を訪れました。
レストラン1890は、ロンドンのサヴォイ ホテル(The Savoy Hotel)内にあるレストランで、世界最高級の食材を使用したフレンチ料理と、厳選されたワインを味わう事が出来るレストランです。
この度は、トリュフをはじめとした高級食材を存分に使用したコース料理を味わってみました。驚き続きの極上料理をご紹介いたします。
レストラン1890の所在地
サヴォイ ホテルは、イギリスのロンドンの中心部のテムズ川沿いに位置しています。周辺にはサヴォイシアターやサヴォイ チャペル等に囲まれており、ロンドンの中でも高級な雰囲気が漂うエリアの一角です。
ロンドンの中心街は毎年11月頃から大規模なイルミネーションが施されます。今回はクリスマスの時期であった為、サヴォイ周辺の道路もイルミネーションが美しく街を照らしていました。

年収100億円を越えるカリスマシェフ「ゴードン・ラムゼイ」とは
レストラン紹介の前に、まずはレストラン1890を監修するカリスマシェフ「ゴードン・ラムゼイ」についてご紹介いたします。
スコットランド出身のゴードン・ラムゼイは、世界で最も有名かつ最も影響力のあるシェフの一人と言われています。
彼のレストラングループ「ゴードン ラムゼイ レストラン」は1997 年に設立され、これまでミシュランにて17つの星を獲得、現在は7つの星を獲得しています。
ゴードンは、2000年代中旬頃からイギリスやアメリカで放送された「ヘルズ・キッチン(Hell’s Kitchen)」、「キッチン ナイトメア(Kitchen Nightmares)」等の料理番組に出演を開始。
非常に気性が激しく、無名シェフに対し侮辱的・皮肉的な発言をする短気なキャラクターが各国の視聴者に受け、一気に知名度を上げました。
2023年1月現在、監修するレストランは世界58店舗にも渡り、イギリスのロンドンやアメリカ・ロサンゼルスを中心に、フランスやドバイ、シンガポールなどのアジアにも進出しています。
レストラン1890施設紹介
今回訪れたのは、そんなゴードン・ラムゼイが監修するレストランの一つ、ロンドンの「レストラン1890」です。
前述の通り今回訪れたのは12月であった為、サヴォイ ホテルのエントランス前も同様にイルミネーションやクリスマスツリーによって美しく装飾されていました。

この時期は忙しく、エントランス前には途絶えず訪れる車やホテルの宿泊客で行き交い、ドアマン達はとても忙しそうに働いています。
そんなエントランスを通り抜け、建物内に入ると大きなロビーが広がります。夜は閉店していましたがロビーにはGUCCIがあり、中心部はクリスマスデコレーションが華やかに存在感を放っていました。


奥へ進むとホテルのレセプションやお手洗いがあります。お手洗いも非常に広く、手洗い場、化粧部屋など部屋がいくつかに仕切られており、絵画やアンティーク家具が置かれ、ロビー同様に高貴な雰囲気が漂います。

ホテルのレセプションとは別方向にあるレストランのレセプションへ向かいます。いくつかの階段を通り抜けると1980のレセプションが見えてきました。
レセプションでコートを預けると、レストランスタッフが席へ案内をしてくれます。大きなワインセラーの前を通り、席に着きます。店内は少し入り組んだレイアウトで、レストランの全貌を見る事ができず、どのくらいの規模であるかを目視で把握する事は出来ませんでした。
レストラン1890の最高級料理をご紹介
いよいよ料理タイムへ。初めにワインを選択します。ワインについて詳しくない場合はワインのエキスパートであるレストランスタッフの方へおまかせする事もできます。
アレルギーの有無もこの時点で確認してくれますので、アレルギーがある方は、安心して該当食材を除いたコース料理をいただく事ができます。
今回のコース料理は全9品でしたが、数品を抜粋しご紹介いたします。
序盤に登場したこちらの品。いきなり未知の料理が登場し、食べ方に数分悩みます。フォークもナイフも卓上には運ばれていなかったので、アイスクリームのように手で食べるものと判断し、少し不安を感じながら恐る恐る食べ始めます。
ロブスター特有の甲殻類の味わいが広がり、少量ながらも味の主張が非常に強く、満足感のある食べ応えです。コーンのパリパリした食感と中身のゼリー状食材の不思議な食感の組み合わせが癖になる味です。
食事を終えると数秒でプレートを回収してくれます。次の食事を持ってきてくれる際には、非常にわかりやすく各食材の説明もしていただけます。
一卓に5、6名のスタッフが担当しており、スタッフの皆さんの連携プレイのおかげで空いた皿の片付けや次の食事運びなど全てが非常にスムーズですが、食べ方が間違っているのではないかと不安を感じている時は、大勢のスタッフに食事の様を見られている事に少々緊張します。
上記の画像2枚目にある鳩肉です。プレートが置かれた後、スタッフの食事説明により「鳩肉」である事を認識。筆者にとって人生初である為、話に耳を傾けながらも体が少しずつ身構えます。
肉の形が生きた鳩の形を連想させ、食べる前に少しの間躊躇します。思い切ってナイフで肉をカットし、口の中へ入れてみます。
とても癖が強い。独特の弾力が口の中で広がります。肉自体の味よりも弾力感の癖がとても強い。
恐らく人によって好みが分かれる料理です。残念ながら、筆者の好みではありませんでした。
プレートが運ばれ、目の前で華麗に白トリュフをのせてくれます。トリュフのとても良い香りが広がり、食欲を高めてくれます。
チーズのまろやかさやトリュフ特有の自然の香りが楽しめ、絶妙なコンビネーションの虜になります。モンドールチーズとトリュフ、キクイモ、使用食材のすべてが美味で、満足の一品でした。
食事の最後にはデザート。いただいたのは上記の画像1枚目のラズベリーメルバです。「メルバ」とは、1890年頃にサヴォイホテルのフランス人シェフ、オーギュスト・エスコフィエによって考案されたデザートです。ピーチ・メルバが有名ですが、イチゴや梨など様々なバリエーションがあり、今回いただいたのはラズベリーメルバです。
冷デザートで、フルーツの旨味やソースが濃厚で、見た目通り華やかな味わいです。フレンチデザートらしく品があり、爽やかな一品です。
レストラン1890へ行ってみて
今回1890のコースで味わった料理はメイン9品+ブレッド+ワインです。筆者は鳩肉は好みではありませんでしたが、それ以外の料理はどれもとても美味しくいただきました。全てのプレートは少量ですが、一つ一つの食材は味が深く、非常に満足感がありました。
食事の最後にはレストランスタッフから、その日に味わったメニュー表をいただく事ができます。また今回筆者が訪れたのは誕生日であったので、担当していただいたレストランスタッフの皆さんから手書きのメッセージカード、お土産のスイーツをお送りいただきました。素敵なサービスです。

今回のお支払い金額は2名で£550(日本円で約102,000円)、滞在時間は約3時間です。レストランスタッフの皆さんの優れたサービスや、日常では味わえない魅力的な空間で、思い出に残る非常に素晴らしい体験となりました。
日常的に手頃に行けるレストランとは言えませんが、特別な日や記念日の思い出として、新たな体験づくりとして、非常におすすめのレストランでした。





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