– Today’s writer –
名前/住まい
親猫(40代前半) /東京
どこの国・都市へ旅行しましたか?
アメリカ サンタローザ
渡航した時期は?
2019年5月
旅行を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?
サンタローザは、ピーナッツ(スヌーピーの漫画)の作者であるチャールズ・M・シュルツ氏が暮らしていた町です。町にはシュルツミュージアムやピーナッツキャラクターの像、シュルツさんの名前を冠した空港もあり、サンタローザはシュルツさんの思いやピーナッツキャラクターがあふれる、スヌーピーファンの聖地になっています。
15年前、サンフランシスコ旅行の記念に買ったピーナッツの漫画がきっかけで、ピーナッツの世界観に引き込まれ、死ぬまでに絶対行きたい!と思っていた場所でした。2019年のGWにイギリス旅行を計画していましたが、予算オーバーで断念し、ギリギリ予算内で行けるサンタローザへ行くことに急遽決定しました。
当日の旅行スケジュールは?
サンフランシスコ空港→シャトルバスでソノマカウンティ空港(サンタローザ)へ移動
(ウォームパピーカフェ、シュルツミュージアム、シュルツさんのお墓参り、レイルロードスクエア歴史地区)
アメリカと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?
白人が多い地域で、アジア系やアフリカ系の人はほとんど見かけませんでした。利用したUberのドライバーに、日本人のお客さんは初めてだと言われました。
また、サンタローザは車社会です。公共交通機関は本数が少ないので、車を運転しない旅行者には不便で利用しづらいです。事前にグーグルマップでホテルや行きたい場所を確認していましたが、距離感がいまいち掴めず、ある観光地からホテルまで2時間も歩く羽目になってしまいました。昼間でしたので特にトラブルはありませんでしたが、ほかに歩行者は誰もいませんでした。
渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?
サンタローザのあるソノマカウンティは、カリフォルニアワインの産地としても有名なところですが、ブリュワリーもたくさんあります。
Cooperage Brewing Company
宿泊先のホテルのとなりにあったブリュワリーです。ホテルに到着して早々、一息つきに行きました。
Fogbelt Brewing Company
たまたま通りを歩いていて、偶然見つけたブリュワリーです。
滞在したホテルはどんな所?
ソノマカウンティ空港からは車で12-3分ぐらいです。歩いていける距離に、スーパー(トレーダーズジョー)やレストランがあります。モーテルなので、無料でコンチネンタル風の朝食(パン、フルーツ、シリアル、コーヒー)が付いています。
シュルツミュージアムまではホテルから、車で数分、徒歩で30分の距離です。車のない私たちは、朝、ミュージアムまで歩いて行きました。通りを歩いている人は2,3人ほどしか見かけませんでしたが、緑の多い静かな住宅街を歩くのはとても気持ちが良く、距離的にちょうどよい散歩になりました。
サンタローザはどんな街?スヌーピーを堪能しよう!
サンタローザのみどころは、やはりシュルツさんのゆかりの地です。町を愛し、コミュニティに貢献したシュルツさんの思いや人物像を感じることができます。
チャールズ・M・シュルツ・ソノマ・カウンティ空港
出入口では、塀にひじをついているチャーリー・ブラウンとライナスの像が出迎えてくれます。漫画の中でたびたび登場するシーンですが、二人が塀の上に座らないのは、こどもたちが真似をして塀の上に座り、落ちてケガをすると危ないから、というシュルツさんの気遣いによるものなのです。
空港の中に入ると、案内カウンターがルーシーの精神分析スタンドになっています!かわいい!ここにもあそこにもスヌーピーがいる~!と興奮すること間違いなし。こぢんまりとした地方空港ですが、必見です。
ウォームパピーカフェ
シュルツミュージアムの一角には、シュルツさんが建設に携わったアイスアリーナとギフトショップがあります。ミュージアムは11時オープンなので、その前にウォームパピーカフェで朝食をとることにしました。
アイスアリーナの中に併設されているカフェで、シュルツさんが毎日朝食をとっていた場所です。私はワッフルをいただきました。窓際には、シュルツさんの特等席があり、写真や新聞記事などと共にお花が飾ってあります。隣接するスケートリンクでは、フィギュアスケートの練習をしている人がいました。
シュルツミュージアム
ミュージアムには、貴重な原画やアーティストの作品、直筆の手紙といった展示が多数あるほか、シュルツさんのスタジオが再現されています。中庭には凧喰いの木も立っています。訪ねたときは、期間限定のウッドストック展が開催されていました。GWのせいか、お客さんの半分は日本人でした。
ミュージアムは火曜日が定休日です。私たちは当初、火曜日の訪問を予定していたので、日本からの出発日を変更しました。日程を組むときは気を付けてください。
シュルツさんのお墓
シュルツさんのお墓は、隣町のセバストポールにあります。ミュージアムからUberで移動しました。車で20分ほどです。
シュルツさんのお墓にはアメリカ国旗が立てられいて、その向かいには石のベンチがあります。ピーナッツの連載の最終回に添えられていたメッセージ”Carlie Brown, Snoopy, Linus, Lucy… How can I ever forget them.”が刻まれていました。墓地は広々として新緑の緑色が美しく、やさしい時間が流れていました。
レイルロードスクエア歴史地区
シュルツさんのお墓からUberでサンタローザへ戻り、もう一つの観光名所である「レイルロードスクエア歴史地区」を散策しました。レストランやアンティークショップ、観光案内所などがあり、そこかしこにピーナッツキャラクターのオブジェを見ることができます。
特に目的はありませんでしたが、せっかく来たのだからと思い、1軒のアンティークショップに入ってみました。店内をぶらぶら歩いていると、あまり見たことがないスヌーピーの絵(パズル)を発見。歯に矯正装置をつけているスヌーピーの絵ですが、私も3年前まで歯列矯正をしていたので、ちょっと縁を感じ、12ドルで購入。Amazonでは新品18,000円で売られていたので、私が買ったのは中古ですが、いい買い物ができて大満足です。
おすすめのお土産は?
おすすめのお土産はペニープレスです。1セントコイン(ペニー)をプレス機にかけると、薄くプレスされたコインにピーナッツキャラクターが型押しされて出てきます。わずか51セント(25セント2枚+1セント)で作ることができます。ペニープレス機はギフトショップとミュージアムにあり、コインが足りないときは、ミュージアムの人に言うと快く両替してくれます。
全体を通しての感想・国の魅力・読者へのアドバイス
サンタローザは、サンフランシスコから北へ約84kmのところにあります。サンフランシスコ空港からシャトルバス(Sonoma County Airport Express)を利用して、サンタローザのあるソノマカウンティ空港へ行くことができます。シャトルバスは、事前に日本で予約しておくと便利です。2時間ほどで到着します。
サンタローザは都市部と違い、車がないとどこにも行けません。公共交通機関はありますが、本数が少ないので、レンタカーを借りて移動するのが便利です。車を運転しない人はUberがおすすめです。日本や都市部のように、流しのタクシーをつかまえるのは難しいですし、タクシーよりも安い料金で利用できます。クレジットカード決済なので、現金も必要ありません。
私たちはサンタローザで3回Uberを利用しました。ただ、現地で利用したソフトバンクの「アメリカ放題」は電波が弱く、Uberのアクセスに結構苦労したので、ネットワーク環境の確認が必要です。
内陸に位置するサンタローザは、日中は気温が上がり日差しの下では暑いのですが、空気が乾燥しており冷たい風が吹くので、温度調節しやすい服装がおすすめです。私は、キャミソール、半袖Tシャツ、長袖パーカー、軽めの長袖ブルゾンを着て調整しました。
アジア系の人があまりいないにも関わらず、日本に興味を持っている現地の人と出会い、短い時間ですが交流することができ、楽しい時間を過ごしました。
柔道をやっているブリュワリーのマッチョなバーテンダー
レイルロードスクエア歴史地区を散策したあと、ホテルまで歩いて帰りました。1時間ぐらいでホテルに着くだろうと楽観的に考えていたのですが、実際は2時間もかかってしまいました。道程、暑い中を1時間ほど歩いてのどもカラカラだった私たちでしたが、ブリュワリーを見つけた瞬間、お店の中へ吸い込まれていきました。
ブリュワリーでは、日本人の私たちは明らかに場違いでしたが、バーテンダーのお兄さんがカウンターに案内してくれ、話しかけてくれました。
「どこから来たの?何しにサンタローザへ来たの?」
「東京から来ました。シュルツミュージアムを見に来たんです。」
「(私がスヌーピーのTシャツを着ているのを見て)そうかなと思ったよ。あそこは日本人に人気があるよね。僕はいつか日本に行きたいと思ってるんだ。柔道をやってるから、ぜひ日本で柔道を習いたいんだ。」
など話をしつつ、お互い自己紹介をして握手を交わしました。一杯飲み終えて帰ろうとしたところ、
「よかったら別のビールもテイスティングしてみる?もちろん、タダでいいよ。」
お言葉に甘えて、小さいグラスでもう一杯いただきました。ホテルへの道のりはまだ半分でしたが、喉も心も潤いエネルギー満タンで、もう1時間、元気に歩いて帰ることができました。
胸に「東京」と書かれたTシャツを着ていたUberのドライバー
サンタローザでの滞在を終えて、ホテルから空港まではUberを利用して移動しました。やってきたのは、胸に「東京」と書かれたTシャツを着ているUberのドライバー。突っ込まずにはいられず(笑)、
「そのTシャツ、どこで買ったの?」
「近所のOld Navyで買ったんだ。日本の文化とか色々なものに興味があって、いつか妻と二人で東京で暮らしてみたいんだ。」
ドライバーの彼は、私たちが初めての日本人のお客さんで、実は「東京」Tシャツはこの日初めて着たと言い、”Excellent coincidence!” と話が盛り上がりました。
空港に到着し「いつかまた東京で会おう!」と言って別れました。とても楽しいサンタローザの旅の締めくくりになり、いい思い出になりました。
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