フランス人の特徴7選 – 日本とはこんなに違う! フランスの国民性とは?

本日のライター


名前 / 住まい
 Kalimiki / フランス

フランス在住歴
 2012年~

1. バカンスをとても大事にしている


「バカンスのために働く人が多い!」といっていいほど、フランス人はバカンスをとても大事にしています。
フランスでは、バカンス法という法律で1年間最低5週間の有給休暇の取得が定められています。ただし、就職や転職をした初めの年は有給がありません。
一般的に有給は、2年目からです。

フランスのバカンスは、2泊3日など短期間で出かけるのではなく、1週間や2週間など長期で出かけます。たいていのフランス人は、金曜日仕事が終わってからか、翌日の土曜日にバカンスへ出発します。
そのため、バカンスの始まる週末は、道路は渋滞、電車も満席です。


バカンスのために日頃から少しずつ貯金をしてバカンスに備えます。

バカンス中、毎食外出する人もいますが、基本的に自炊して、時にレストランで食事をしながら、旅行先でのんびりと過ごすのがフランス流です。

2. デモやストライキが非常に多い


日本では、デモやストライキはほとんどありません。しかしフランスでは、個人の意見を尊重するためデモやストライキが良く行われます。

学校機関の場合のストライキはちょっと複雑です。

我が家の子供たちが通っている街では、ストライキが行われる際には2日前にメールで知らせがあります。
先生がストライキする場合には、そのクラスの生徒だけが自宅で過ごし、ストライキしない先生のクラスでは通常の授業が行われます。


問題は、給食です。

いくら授業が通常通り行われていたとしても、町の給食センターや給食を担当している人がストライキする場合には、子供たちは自宅で昼食をとることになります。
そのため、昼に子供たちを迎えに行き、午後の授業が始まる時間に子供たちをまた学校に連れていく手間が増えるのです。



3. 絶対に謝らない


フランス人は、ほんとに謝りません。フランス人の口癖は、「私のせいじゃない」です。

夫婦喧嘩をした時もフランス人の夫は絶対に謝りません。いくら夫に非がある事でも、いろいろと言い訳のセリフが始まります。
何年もフランスに住んでいて思う事ですが、いくら相手の非だとしても、フランス人に謝らせようとすると何倍にも増して非難されます。行政機関でもお店でも、ミスが相手にあったとしても謝りません。

例えば、日本で電車が遅れた時に、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」と乗務員はすぐに謝りますよね。

フランス人は、「〇〇の理由で電車が〇〇分遅れます。新幹線に乗った時には、その先の乗り継ぎとかもあるので、後ほど乗り継ぎ状況をお知らせします。」といった具合です。

大事な事は、行政期間だったら「ミスをどうしたら対処してもらえるのか?」電車の遅延の場合だったら、「どうやったら次の電車に乗れるのか?」ですので、そちらに意識を向ける方が賢明です。

4. 「あなたが決めるのではない、私が決めるのよ。」


私は、子供たちによく意見を聞きます。

例えば、子供たちと出掛ける時も「これから散歩に行こうよ!どこに行く?」子供が「森の公園に行きたい!」といったら、「じゃあ、森の公園に行こう」といった具合に行き先を決めたりします。

すると、夫は私に、「そんなこといちいち聞かなくっていいのに、親が決めることだよ!」というのです。

夫の考えは、「公園で遊んでいる時、僕たちは待っているだけじゃないか。子供が遊ぶのはもちろんいいけど、僕たちだって気分転換をしたいじゃないか。だから、僕たちも決める権利はあるんだ。」

言われてみると確かにそうなんです。


私の両親や親戚は、「よく子供たちを優先にして!」とよく言われていました。私の中でも知らず識らずの内に「子供を優先にしなきゃ」と思う事が多くなっていました。

また、フランスでは、給食を学校で食べるのか?また、家で食べるのか?生徒側で決める事ができます。

当時、小1の次男は、クラスに馴染めず「家でお昼を食べたい」と言いました。我が家は、長男も同じ学校に通っていました。
ある日、次男だけ家で食べる事に違和感を感じた校長先生が、「なんで、次男だけが家で食べるのですか?お兄ちゃんも一緒に家で食べるのが普通だと思いますが。誰が、家で食べるか決めたんですか?」と聞かれたので、「息子です。」と答えました。

「それは、子供が決めるのではなく、親が決めるんです。」結構強めの口調で言われたことがあります。

もちろん、全て親の言うことを利かすわけではありません。子供のやりたいスポーツや習い事は、率先してやらせます。
ただ、全て子供に決めさせることはわがままにつながったり、親のしたい事ができなくなったりするからだと思います。



5. 麺をすすることは行儀が悪い


日本人はそばやうどん、ラーメンを食べる時にすすりながら食べますよね。麺をすすって一気に口に入れて行く、麺の歯ごたえや味もそうですが、すすることでより美味しさが増します。

しかし、フランス人は音を立てて食べることを「行儀が悪い」と言って育ちます。ラーメンやそばを食べる時にすすって音を出さずに、静かに食べるのです。

我が家の子供たちや夫は、絶対にラーメンをすすって食べません。

ちなみに食事中のトイレへ行く事も行儀が悪いといって、基本的に小さい子でも食事中にトイレへ行くことを良しとせず、小さい頃から厳しく躾けをします。

6. おしゃべりが大好き


話始めたら止まらない、ずっと話をしています。

ある日、夕食のお呼ばれをしたので、主人と一緒に言ったことがあります。

まず、アペリティフ。軽いお酒とおつまみと共におしゃべり。そして、夕食の時間もおしゃべり。デザートの時間もずっと話が続きます。3時間から4時間、時間を忘れてずっと話していました。

そして、フランス人の会話の中には、ジョークがつきものです。「ちょっと毒舌じゃない?」と感じることもあります。しかし決して、相手を非難するつもりで言っているのではなく、それが「フランス風のユーモア」なのです。

また、ジョークを言われたフランス人は、ジョークで返しています。



7. 子供が小さくても夫婦のデートはかかせない


我が家には4人子供がいます。夫の仕事の都合により夫の家族とは離れた街に住んでいます。そのため、自分達だけで子育てをしなくてはいけません。

長男が小1の時に、我が家の事情を知った担任の先生は、「私が子供たちを見ているから、旦那さんと映画館とか食事とか行ってきなさい」と言ってくれたのです。

もちろん、「7歳以下4人を預けるのはいくら何でも大変だろう」と夫婦で話合いをお願いしませんでした。

しかし、フランス人はまだ子供が幼稚園に上がっていないような小さい時期でも、おじいちゃんやおばあちゃんに子供を預けて、夫婦だけで食事をしたり映画を見に行ったりします。もちろん、おじいちゃん、おばあちゃんも「夫婦の時間は大切」と考えているので協力的です。

 フランス人の特徴のまとめ


フランスは日本から遠いため、なかなかフランス人の特徴を知る機会が無い方が多いのではないでしょうか?
また、日本とフランスは、歴史や分野が違うためフランス人の国民性に驚かされることもあります。
全てのフランス人に当てはまるとは思いませんが、フランス人の特徴を知るきっかけになったら幸いです。

あなたにおすすめの関連記事

【フランス留学】波乱万丈! 世界一おしゃれな街でフラワー留学 フランスのスーパーで買えるおすすめお菓子8選! ばらまき用や自分用のお土産に 【フランス留学】人生の転機。トゥールで学んだフランス流人生観 【フランス旅行】フランスを愛する私がパリの隠れた魅力を徹底解剖!

当サイトは、イギリスのロンドンからnnw studioが運営しています。

WEBサイト・LP制作をはじめ、SEO対策やグラフィックデザイン制作(ポスター、名刺、カタログ、ロゴ等)事業を行っています。詳細は上の画像をクリック!