アメリカのスーパーでの買い物!日本と大きく異なるポイントまとめ

アメリカに引っ越してすぐは、とにかくカルチャーショックの連続でした。その中の一つにスーパーでの買い物がありました。避けては通れない食料品の買い出し、日本とは違う点を中心にまとめてみました。

本日のライター


名前
 708ros

アメリカ在住歴
 2011年〜
 

1. 巨大スーパーに挑む!まずはカートから


日本と同じく、アメリカのスーパーの入口にもカートが並んでいます。スーパーの通路が広く商品のサイズも大きいので、カートはどれも日本より大きめです。

子供を乗せる場所が2つあるような大きいカートが主流で、その横に子供を乗せる場所がない少し小さめのカート、そして電気充電式の自動で動くカートが並んでいることが多いです。

買い物かごもありますが、アメリカでかごを使う人は少ないためあまり量がありません。(そのためかご置き場を見落とすこともしばしば・・・)重なったカート置き場からまずカートを引っ張り出すのにちょっとした力が必要です。カートのサイズも大きく重いため、カートが重なって離れない場合は諦めて別のカートにしたほうが効率的だと思います。

余談ですが、駐車場のカート置き場から店内へカートを移動させる店員さんは、小さな車のようなもので引っ張っていることを見かけます。大きくて重いカートを一気に長い距離運ぶのに効率が良いのでしょう。

重たいカートをゲットしていざ店内へ、しかしここで注意することがあります。

アメリカではカートに直接商品を入れるということです。日本のように、カートの中にかごを設置してそのかごに商品を入れていくスタイルではありません。商品を直接カートに入れることに最初は抵抗がありましたが、慣れてしまった今は日本への一時帰国の際に逆にカートの中にかごを入れ忘れてしまうこともあります。

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2. 買い物中のあるある

そびえ立つ商品棚

アメリカの商品棚は、大型スーパーであればあるほど高くなっています。日本人の私では、上の方の商品を取りたくてもすんなりとは取れません。親切に踏み台を置いてくれてある場合もありますが、ないことがほとんどです。

しかし親切な方が多いアメリカ、届かずに苦労していると「どれがほしいの?取ってあげるよ」と助けてくれることもあります。どうにもならない場合は勇気を出して店員さんを呼ぶようにしています。

真っ白な棚

これは、砂糖や小麦粉などの商品棚でよくあります。こぼれたり袋が破れていたりして棚が真っ白になっているのに、そのままの状態で放置されているのです。

粉類に関わらず、これは日常的に起こっていることなので慌てなくて大丈夫です。袋や箱の破損がよくあることを頭に入れて、気をつけて選んで買うようにしてください。

なぜそこに?場違い商品

パスタの棚にひき肉、お菓子の棚にフルーツ・・・きっと本来の場所に戻しに行くのが面倒になってしまって目の前に放置してしまったのでしょう、場違い迷子商品がよく見られます。

日本だと生鮮食品は特に別の棚に放置されていると廃棄対象となると聞いたことがありますが、アメリカはどうなんでしょうか。

ときには飲みかけや飲み終わったジュースなんかも棚にポンッと置いてあります。こんなところに置かないでよーと思いながらも、触るのが怖いのでそのままにしていまっています(ごめんなさい!)

値段の見方に注意

品物を見ていると、気になるのは値段かと思います。値段は棚やポップで表示されていることが多く、値札が貼られていることは少ないようです。そのため、隣に置かれている商品の値段と間違えてしまったこともありました。

値段の他にも、

[Buy one get one free](一つ買うともう一つは無料)、

[2 for $3](2つで3ドル)

などの表示があることもあります。ぜひ一つ買うともう一つ無料など、知らなくて損をしないようにチェックしてみてください。



3. セルフレジを使ってみよう


一通り買い物を終えていざお会計へ。日本と同じように店員さんがレジを打ってくれるレーンと、自分でレジを操作して会計を行うレーンが設けられているスーパーがほとんどです。コロナ禍のソーシャルディスタンスを経てセルフレジの割合が多くなりました。

「英語でのコミュニケーションがちょっと不安・・・」と言うときの強い味方はセルフレジです!日本の親切なセルフレジとは異なり、表示される言語を選択できないのが少し残念ですが、内容はほぼ日本と同じです。

どんどん商品のバーコードをスキャンして重さを測る会計済の台に置いていくだけです。アメリカではレジ袋を購入するスーパーは田舎では普及しておらず、レジ袋は使い放題です。ただしこのレジ袋、耐久性にかけていてすぐ破れてしまいますので詰め込みすぎないことがポイントです。

エコバック持参ももちろん可能です。アメリカのエコバック、かわいいデザインのものは日本への一時帰国の際のお土産にいつも買って帰ります。でも日本のようにコンパクトに畳んで持ち運べるようなものは少ないです。

ビニール製のレジ袋が無料の場所が多いと言いましたが、Trader Joe’sやWhole foodsなど、オーガニックをたくさん取り扱っているスーパーではビニールの袋に変わって紙袋が使われています。

アメリカのいくつかの州ではビニールのレジ袋が禁止されており、(ニューヨーク州、カリフォルニア州など)日本のように袋を買うこと自体が有料となっている場合もあります。その地域またはスーパーによっても事情が異なるため、注意が必要です。



4. 返品天国アメリカ、返品の方法


スーパーの生鮮食品では頻度は低いかもしれませんが、返品が手軽にできるのもアメリカの特徴です。『アメリカ人は返品ありきで買い物をしている』ということをよく感じます。

[Buy now, Think later(今買って、あとから考えよう)]という言葉がお店のポップに出ているくらい、気になったらとりあえず買ってみる人が多いです。そのため、返品するときに面倒な手続きはなく、簡単にさっとできます。お店の人も慣れたもので、手際よく返品手続きをしてくれます。

返品したいときは、レシートを持って返品専用のカウンターに行くだけです。たまに「何か問題がありましたか?」と聞かれることがありますが、「いいえ、個人的な問題です(サイズが合わなかったなど)」と答えておけば大丈夫です。もし商品に問題がある場合はここで店員さんに伝えるようにしています。

ネットショッピングでも同じように簡単に返品ができます。Amazonは、アプリで返品手続きを行い、提携しているお店に商品を持っていくだけで箱詰めからラベル作成まですべて代行してくれます。

いざ商品を買ってそれに何か違和感があった場合、「これくらいいいか・・・」と思わずに、気になる点があれば返品は簡単にできますので覚えておいてください!



5. アプリでお得に買い物


スーパーに行くことに慣れてきたらぜひ使ってもらいたいものがアプリです。アプリのみのクーポン配信、ポイントを貯めることで合計金額やスーパー提携のガソリンスタンドでのガソリンの値引きなど、使わないと損なサービスばかりです。

[Carbside pickup] (カーブサイドピックアップ)という、アプリ内で買い物をして支払いまで済ませ、あとは指定時間にそのスーパーの駐車場に行くと車に荷物を積み込んでくれるサービスもあります。

これはコロナ禍で急速に広まったサービスで、だいたいどのスーパーでも対応しています。我が家も何度も使ったことがありますが、店内をゆっくり回る時間がない時や子供が病気のときなど、様々な場面で重宝しています。

まとめ

「商品を選びお金を払う」という本質は変わらないものの、言葉と文化が違うだけでハードルが高く感じてしまうこともあるかもしれません。

もしアメリカのスーパーで買い物をするチャンスが来たら、ぜひ日本との違いを探しながら楽しく買い物をしてほしいと思います。

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