【アメリカ旅行】天才たちの聖地!シアトルでブルース・リーやカート・コバーンの歴史に触れる

– Today’s writer –


 名前/住まい

親猫(40代前半)  /東京

 どこの国・都市へ旅行しましたか?

アメリカ シアトル(ワシントン州)

 渡航した時期は? 

2017年5月

旅行を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


「ブルース・リー展を見に行って、ブルース・リーのお墓参りがしたい」

2017年、GWの旅行を計画していたところ、ブルース・リーファンの夫が、当時シアトルで開催されていたブルース・リー展を見に行きたいと言ったことがきっかけで、シアトルへ行くことに決めました。

またシアトルは、夫が好きなロックレジェンド、ジミ・ヘンドリクスやグランジロックの象徴カート・コバーン(ニルヴァーナ)といったミュージシャンのゆかりの地でもあります。

ついでにジミ・ヘンドリクスとカート・コバーンのお墓にも行きたい!ということで、今回のシアトル旅行は「お墓参りツアー」となりました。

当日の旅行スケジュールは?

1日目
シアトル到着→ブルース・リーのお墓参り

2日目
カート・コバーンのお墓参り、その他シアトル観光
3日目
ジミ・ヘンドリクスのお墓参り、ブルース・リー展
4日目
ツインピークスロケ地巡り

5日目
帰国

アメリカと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


5月初旬のシアトルは冬のような寒さでした。そんな中で街歩きをしていると、お手洗いへ行きたくなる回数も増えてきます。シアトルのホテルやカフェで何度かお手洗いを借りましたが、出入口のドアにパスワード付きの鍵がついているところが多くありました。

治安の関係だと思いますが、アメリカでは日本ほど気軽にお手洗いを借りることができません。(でも、借りることはできます。)お手洗いを借りるときは、英語で正しくパスワードを聞き取れるか緊張してしまいます。


アメリカのレストランは料理の量が多く、分かっていても、いつも苦しい思いをしてしまいます。今回はそうならないよう、注文前に一人前の量がどれぐらいかを聞いて料理を頼みました。ウェイターさんには「あなたが食べるの?多分、大丈夫だと思うよ」と言われたのですが、やっぱり量が多くてお腹がはち切れそうでした。

シアトルは公共交通機関が発達しており、たいていのところはバスで行くことができます。時々、飼い主さんと一緒に犬が普通にバスに乗ってきます。見知らぬ犬同士が乗っていても、全く吠えません。でもお互いちらっと見ながら意識していて、その様子がとてもかわいかったです。



渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


キャピトルヒルに、スターバックスのロースタリー&テイスティング・ルームがあります。東京・中目黒のロースタリーは整理券がないと入れないほど混雑していますが、ここは気軽に入れます。


ここでは、コーヒー豆を焙煎している様子が見ることができます。私はコーヒーの飲み比べをしてみました。(1種類のコーヒー豆を、フレンチプレスとエスプレッソで淹れて、飲み比べ)

滞在したホテルはどんな所?



ダウンタウンにあり、ウェストレイクセンターに隣接していて便利な場所にあります。歩いて10-15分ぐらいのところに、Amzon本社やスフィア(植物園のオフィス)もあります。
朝食付きで宿泊しましたが、いつも新鮮なフルーツが出てきて美味しかったです。

シアトルはどんな街?

ブルース・リーのお墓


ブルース・リーとシアトル。一見、何の関係もなさそうですが、ブルース・リーが18歳のとき、香港からアメリカに渡り、数年間をシアトルで過ごしていました。大学に通い、道場を開き、リンダ夫人と出会ったのもここシアトルです。

ブルース・リーのお墓はダウンタウンの北、キャピトルヒルのレイクビュー墓地にあります。となりには息子ブランドン・リーのお墓が並んでいます。

カート・コバーンのベンチ


1990年代にロック史を変えたと言われるグランジロック発祥の地シアトル。その代名詞でもある「ニルヴァーナ」のボーカル、カート・コバーンは25年前、ワシントン湖を臨む高級住宅街の自宅のガレージで自殺しました。

しかし、彼にはお墓がありません。彼がよく座っていたといわれる自宅前の公園のベンチがお墓代わりとなり、世界中からファンが訪れます。ベンチには、ファンによって書かれたメッセージがびっしり。

私たちが公園に到着すると、帰ろうとしていた一組のカップルがいました。目が合うと、「あなたたちも来たのね」とスマイルでアイコンタクトを交わし、去っていきました

ジミ・ヘンドリクスのお墓


ジミ・ヘンドリクスのお墓は、シアトル郊外のレントンという町にあります。

シアトルのダウンタウンからバスに乗り、レントンのバスターミナルでバスを乗り継いで、ジミのお墓があるグリーンウッドメモリアルパークに到着です。ジミのお墓の場所が分からなくても、大きなモニュメントのお墓はすぐに見つけることができます。

よく見ると、モニュメントには大量のキスマーク(本物!)がついていたり、ギターのピックが置いてあったり、ファンがそれぞれの思いを残していました。町の周辺は、ジミを挙げて町を盛り上げている様子はまったくありませんでしたが、帰りのバス停は、ジミの写真で埋め尽くされており、ここだけは地味にアピールされていました。

世界的に有名な3人なので、たくさんのファンや日本人観光客がこの日もお墓を訪れているだろうと思っていましたが、実際はほとんどいませんでした。ただ、いずれの場所も私たちが到着すると、先に来ていた一組がちょうど帰るところで、私たちが帰ろうとすると別の一組がやって来て、人が途切れることはありませんでした。自分たちのペースで見ることができて、良い時間を過ごすことができました。

ブルース・リー展


ブルース・リー展は、インターナショナルディストリクトにあるウイング・ルーク博物館で開催されていました。インターナショナルディストリクトはチャイナタウンがあるエリアで、ここにはブルース・リーの道場が入っていたビルなどが残っています。ブルース・リー展では、彼の直筆の領収書や家族写真などの遺品が展示されていました。その中には「今、私はワシントン湖の船の上で一人…」と書かれた詩も。

ワシントン湖の湖畔に住んでいたカート・コバーンも、ベンチに座って湖を眺めインスピレーションを得ていたそう。ワシントン湖はレジェンドたちの心を揺さぶる湖らしい。

ちょっとびっくりしたのは、ある医師のエピソードです。晩年のブルース・リーは激しいトレーニングやアクションのせいで腰(背中)を痛めており、もうアクションができる状態ではなかったそうです。

今回の展示の目玉はミラールーム!あの「燃えよドラゴン」の鏡の部屋が再現されていました。鏡の部屋に入ったら、ブルース・リーがそろりそろりと敵を探すあのシーンを真似したくなります(笑)。



ツイン・ピークスのロケ地巡り


1990年にブームを巻き起こしたドラマ「ツイン・ピークス」のロケ地巡りツアーに参加しました。このドラマのモデルになったのが、シアトル市街から車で約40分のスノコルミーという町です。ツアーのメインは、ドラマのオープニングに出てくる滝の上のホテルとモデルになったカフェの2か所を巡ることです。

滝の上のホテルは、オープニングと同じ角度から鑑賞です。この日のシアトル周辺の天気は珍しく快晴で、ドラマのおどろおどろしい雰囲気は全くありませんでした…。

このあとカフェへ移動して、主人公クーパー捜査官の好物チェリーパイとコーヒーをいただきました。ドラマにはありませんでしたが、私はチェリーパイにソフトクリームをトッピングしました。コーヒーはびっくりするぐらい薄くて、ほうじ茶の味がする…。本当にクーパー捜査官が好んで飲んでいたのか疑問です(笑)。店内には、当時のロケの写真や新聞記事が貼ってあり、ドラマファン必見です。

シアトルでの食事


チーズケーキファクトリーでの出来事

アメリカのレストランは料理の量が本当に多いです。食後のデザートにチーズケーキを食べることを楽しみにしていた私は、ウェイターさんに食事の量を確認しました。

「このスモールチキンバーガー、一人で食べるには多いですか?」

「小さいバーガーが4つなんだけど、あなたが一人で食べるの?多分、大丈夫だと思うよ。」

「じゃあ、それにします。」


小さいバーガーだけど、一つ一つがボリュームたっぷりで、見ただけでもうお腹がいっぱい(泣)。夫が自分の料理を食べたあと、バーガーを1個食べてくれましたが、私は3個食べて…苦しい、でも、せっかく来たのにチーズケーキをあきらめることなんてできない。夫の協力を得てなんとか完食しましたが、本当にお腹がはち切れそうでした。


翌日、ハードロックカフェのディナーでは、メインのグリルドサーモンとサラダを1つずつ頼んで、二人でシェアをしました。ちょうどよい食事量でした。学習しました(笑)


ホールフーズ(Whole Foods Market)のデリ

宿泊していたホテルから歩いて10分ほどのところにホールフーズがありました。お土産にエコバッグを買おうと思って行ったのですが、お店に入ると、目の前に量り売りのデリがありました。種類が豊富なデリに興味津々。

ケールやブロッコリー、豆や蕎麦を使ったサラダ、味付けが何種類もあるチキン。ちょうど雨も降っていて、これからレストランを探して歩くのも面倒だったので、その日のディナーはデリをテイクアウトしました。ホテルの部屋で、窓の外の景色を見ながら夕飯を食べるのもリラックスできて楽しい時間でした。

スターバックス


シアトルへ行くならスターバックスでコーヒーが飲みたい!でも、ただコーヒーを飲むだけでは面白くないので、英語でカスタムコーヒーを注文するというミッションを自分に課しました。


コーヒーのカスタムなんてしたことがないし、そもそも日本であまりスターバックスにも行かない私。まずは、日本のスタバでカスタムコーヒーの注文の仕方を練習することにしました。インターネットで何をどうカスタムできるのか調べ、メニューを「ショートのソイラテ、ヘーゼルナッツシロップとエスプレッソをワンショット追加」に決定。日本のスタバで数回練習を繰り返し、今度は英語の注文の仕方を調べて発音を練習、本番に臨みました。


“Can I have a short soy latte with an extra shot of espresso and hazelnut syrup?”


無事成功!時々聞き返されることもありましたが、毎回注文通りのコーヒーをいただくことができました。

おすすめのお土産は?


美味しいチョコレートのお店がたくさんあります。


■ Chukar Cherries

チェリーやナッツなどを使ったチョコレート。パイクプレイスマーケット内にあります。色々なフレーバーがあり、試食させてくれます。試食して美味しかったので、自分用に2袋買いました。

■ Fran’s Chocolates

オバマ元大統領が好きなチョコレート店として有名。私は宇和島屋で知人へのお土産に購入しましたが、大好評でした。



全体を通しての感想・国の魅力・読者へのアドバイス


シアトルはコンパクトな街なので、たいていのところは徒歩かバスで行くことができます。バスの車内には電光掲示板があり、次の停留所が表示されます。どこで降りたらよいか心配する必要はありません。


お墓参りの3か所はすべてバスで回ってきました。ジミ・ヘンドリクスのお墓へ行くとき、事前にグーグルマップでバス停の場所を調べておいたのですが、あるはずの場所にバス停がない、ない、ない!バス停を探し回って1時間。なんと、そのバス停は地下にありました。夫が「地下にバス停がある」というのをたまたまガイドブックで読んでいて、思い出しました。頭の片隅で覚えておくと便利です。

GWのシアトルはまだ気温も低く、ダウンジャケットを着ている人もいました。そこまでは必要ないと思いますが、寒さ対策をしておくのがベストです。また、ほぼ毎日雨が降るので雨具(折りたたみ傘、レインコート)も必須です。

シアトルの人は、親切な人が多い印象を受けました。朝食をとったホテルのレストランでは、毎朝店員さんが声をかけてくれたり、どこのスターバックスへ行っても、私たちの拙い英語を嫌な顔をせずに理解しようと聞いてくれたり。どこへ行っても楽しく、気持ちよく過ごせました。

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