本日のライター
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cucciola / ローマ イタリア
イタリア在住歴
2007年12月~
今回は「本当に喜ばれる大人気のイタリアお土産7選」をイタリア在住歴17年のcucciolaさんにご紹介いただきます。大切な人や自分用にも。厳選された魅力のイタリア土産をお届け!
1 – ローマの老舗の味を楽しむ!ジェンティリーニのクッキー
美食の国といわれるイタリアですが、朝食は思いのほかシンプル。
日本のコンビニくらいの割合で街中に点在するバールで、カプチーノやクロワッサンを食べるのが主流です。
いっぽう、学生さんなどの自宅朝食組の定番はクッキー。朝食にクッキーなんて口の中がパサつきそう、と思われる方も多いでしょう。実はイタリアではクッキーを、ミルクやカプチーノに浸して食べるのです。
そんな事情もあって、どんなスーパーでもクッキーコーナーは充実しています。よく知られたクッキーブランドには、ムリーノビアンコがあります。しかしローマのお土産にするのならば、ローマの老舗ジェンティリーニのクッキーがおすすめ。
1890年創業のジェンティリーニ。クッキーだけではなく、クリスマスに特化したお菓子、ジャムなど、商品のカテゴリーは多岐にわたります。定番のクッキーはローマっ子にこよなく愛され、ローマを本拠地とするサッカーチーム「ASローマ」と「SSラツィオ」仕様のパッケージもあるほど。
オーソドックスなパッケージは老舗らしい趣があり、スーパーで買えるお手軽さとは思えないレトロ感が魅力的です。
ジェンティリーニはさらに、お土産用の缶タイプも展開。コロッセオやサン・ピエトロ大寺院、トレヴィの泉がデザインされた缶は、クッキーを食べてしまった後も使用できるのが嬉しいところです。
2 – 種類が多いのが嬉しい!NOVIのチョコレート
ヨーロッパでチョコレートといえば、スイスやベルギーを思い浮かべます。
しかしイタリアにも、評判の高いチョコレートブランドが多数存在します。とくに有名なのは北イタリアのチョコレート。ナポレオンの大陸封鎖令によってイギリスから輸入していたチョコレートが不足した時代、北イタリアではヘーゼルナッツとチョコを組み合わせる商品をたくさん世に送り出しました。
そんなチョコレートの伝統を持つピエモンテ州を本拠地にするNOVIは、イタリア人にはなじみの深いブランドです。1903年に創業以来、イタリア全土でその美味が愛されてきました。現在は、ディスカウントスーパー以外ならばどこでも目にするチョコレートです。
NOVIは板チョコの種類が豊富。ダークチョコやミルクチョコだけではなく、ヘーゼルナッツがごろっと入ったタイプ、ピスタチオテイストなど、お土産として喜ばれそうなものばかり。値段もお手ごろなので、数種を買って自分用に楽しむのも一興です。
NOVIのダークチョコレートは、イタリア人のマンマたちがお菓子を作るときにも使用する定番。品質の良さはイタリア人によって保証されています。
板チョコ以外にも、チョコレートクリームもおすすめです。
3 – イタリア宮廷の味をお土産に!バーチ・ディ・ダーマ
現在のイタリアに王室はありませんが、1946年までは存在していました。言い伝えによると1852年、イタリア王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の依頼で、王家の料理人が考案したお菓子がバーチ・ディ・ダーマです。
アーモンドやヘーゼルナッツを混ぜた生地で、チョコクリームを挟んだバーチ・ディ・ダーマ。生地の香ばしさがチョコクリームにマッチして、エスプレッソのコーヒーともとても相性がいいお菓子です。
2枚のビスケットが唇を思わせることから、バーチ・ディ・ダーマ、つまり「貴婦人のキス」という名がつきました。いかにもイタリア的な官能を思わせるお菓子ですね。
ヘーゼルナッツの名産地である北イタリアのバーチ・ディ・ダーマが有名ですが、イタリア全土でお値段もピンキリで売られています。独特の形状と美味しさ、イタリアのお土産として最適です。
4 – 地中海風味を堪能!アンチョビペースト
日本でも大人気のイタ飯。その味をお土産にしたくても、乾燥パスタは割れやすいし、瓶詰のソースも破損が心配です。
そこでお勧めしたいのは、アンチョビのペースト。イタリアの家庭でも常備率が高いアンチョビペーストは、お料理が特に得意ではない人へのお土産にも向いています。
ペーストとレモンをあえてパスタとして食べたり、トマトソースがベースのピザにトッピングしたり。少しトーストしたパンに乗せても、前菜風の一品になります。アンチョビペーストを加えるだけで、あらゆるお料理が地中海風味になるのがメリットです。
旅行中にふらりと入るスーパーにも必ずあるアンチョビペースト。賞味期限を確認して、多めに購入しても自分用に楽しめます。
5 – サルデーニャの味をお土産に!パーネ・カラサウ
イタリア半島は肥沃な土壌で有名。質のよい小麦粉から作られるパスタやパンが、イタリア料理を支えるといっても過言ではないでしょう。郷土色が強いイタリア料理を食べて気がつくかもしれません。イタリアのパンは、地方によって形状や味が異なるのです。
美味しいパンをお土産にしたくても、賞味期限が気になってなかなか難しいところ。
でもサルデーニャ島のパーネ・カラサウならば、箱入りタイプを購入でき、お土産にするための賞味期限問題も解決です。
イタリアの島といえばシチリア島が有名ですが、海が美しいサルデーニャ島はイタリア人のあいだではバカンスの地として大人気。魚介類や素朴なチーズ類と相性がよいパーネ・カラサウは、薄焼きでサクッとした食感が特徴。もちろん、トマトソースともよく合う味わいです。
イタリアのお土産のマンネリ化を避けるためにもおすすめです。
6 – 質と可愛さが共存するワイン「ドンナフガータ」
生産量世界第1位を誇るイタリアワイン。希少性の高いブランドワインから、日常的に飲む数ユーロのワインまで、その選択はかぎりなく広いというのが実情です。
ワインに知見のある人、ワインに特にこだわりがない人、お土産を贈りたい相手のワインへの思い入れはそれぞれ違います。
ワインに詳しい人を満足させる質があり、ワインに興味がない人にはラベルの可愛さで喜んでもらえる。そんなワインのひとつが、シチリアの「ドンナフガータ」です。
イタリアのミシュランともいうべきガンベロロッソに激賞されるだけではなく、数々の受賞歴を持つドンナフガータ。過去にはドルチェ&ガッバーナとのコラボもあり、まさにイタリアを代表する味を持つワインです。
くわえて、絵本のようなエチケットの可愛さがこのワインの特徴。
大切な人へのお土産にぜひ!
7 – 修道院産ビール
ワインの国というイメージのイタリアですが、ピザを食べるときのお供はビール。モレッティやナストロアズーロなど、安定した人気を誇るビールの銘柄もたくさんあります。
近年のイタリアでは、生産量がそれほど多くない地ビールも人気。味やラベルで特色を競い、あちこちの青空市場で販売されていたりします。
お土産におすすめするのは、各地の修道院で生産されているビール。ビールの製法は、中世の修道院を経由して現在まで伝わったものも少なくありません。修道院産の化粧品や食材は日本でもよく知られていますが、ちょっとマイナーなビールは、話題性のあるお土産になることでしょう。
魅力あふれるお土産が多いイタリア!
歴史的建造物や大自然など、イタリアは見るものが多い国。
そうした風土を反映して、お土産になる商品のあれこれに魅力があふれています。
イタリア土産としての定番はもちろん、郷土色が強い商品やマイナーな食材も、意外性や話題性で喜ばれるはず。
イタリアの魅力が伝わる素敵なお土産を選んでみてください。
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