必見! はじめてオランダへ行く前に知っておきたい7つの事

本日のライター


名前 / 住まい
 しほんぬ / オランダ

オランダ在住歴
 6ヶ月
 

1. 歩行者より優先!? 爆走自転車


オランダは、超がつくほどの「自転車大国」です!非常に平坦な地形の国であり、自転車移動に向いているためです。
駅前には大量の自転車が停まる駐輪場があり、街で自転車が突進してくることは日常茶飯事です。

自転車は実質的に「何よりも優先」

実際、歩行者が進もうとしても、必ずしも自転車は止まってくれません。そして、日本の自転車よりスピードも速いです。横断の際には気をつけてくださいね。

赤は自転車専用レーン


ほぼ全ての道路にあり、基本的に赤で色づけられているか、白線で区切られています。
自転車専用レーンは歩かないようにしましょう!

自転車レンタルの際は、サイズを要チェック!

せっかくなら、チューリップや風車を横目にサイクリングを楽しみたい、という方。
オランダ人は世界最高レベルの平均身長で知られ、サドルの設定が高く、足が地面につかないサドルの高さで自転車に乗ることが主流です。また、日本と違いハンドブレーキやかごが付いていないものも多いです。
自転車レンタルの際には、この辺りをよく確認されてくださいね!

2. 罰金と乗り間違いに注意!公共交通機関


鉄道会社では、黄色と青の車体をしたオランダ鉄道(NS)が最もよく利用されています。
路面電車では、クレジットカードを使って乗車もでき、便利です。オランダのタクシーは非常に高く、滅多に見かけないので、ぜひ公共交通機関を利用されてください!

アムステルダム中央駅の目の前に停まるフェリーは、無料で対岸まで移動できますので、景色を楽しむためだけに乗るのもおすすめです。

改札でのタッチ忘れに注意!

基本的に大きな駅では、体をくぐらせるタイプの分かりやすい改札機がついています。しかし、アムステルダムのSchiphol(スキポール)空港内にある駅などでは、コンパクトな棒状の簡易改札機が散在しており、少し分かりにくくなっています。

体感ですが、他のヨーロッパ諸国と比べて、オランダでは切符の検査官が頻繁に周回しています。そのため、切符やOVチップカード(pasmoのようなもの)を改札でタッチし忘れると50ユーロほど罰金を取られてしまいますので、ご注意ください!

1つのホームに最大4種類の電車が停まるので注意

例えばアムステルダム中央駅では、1つのホームが1a・1b・2a・2bのように4分割されており、それぞれの電車の停車位置もやや遠くなっています。

また、電車のドアは自動では開かないので、右手のボタンを押して乗車されてくださいね。

電車では2等車に

オランダの鉄道は、赤い座席の1等車と、青い座席の2等車の2種類があります。値段はかなり異なりますが、座席の質にほぼ差はありませんので、2等車がおすすめです!



3. 超・カード社会オランダ


オランダは、ヨーロッパの中でもかなりキャッシュレス決済が普及している国で、現金を持ち歩かない人も多いほどです。最も主流のクレジットカードは、順にMaestro、Master、VISAです。

例えば、Albert Heijn(アルバートハイン)という水色の看板の最大手スーパーでは、VISAでの支払いを受け付けていません。また、駅の切符券売機でもVISAが使えないことや、カード払いのみのお店もあるため、MaestroかMasterを持っておくと安心です!

4. 英語だけで安心な国&オランダ語の簡単な挨拶


オランダ人は英語がとても流暢なことで知られており、基本的にオランダ語ができなくても全く心配なく、観光を楽しめます!

せっかくならオランダ語を話してみたい!という方は、ぜひお店やレストランで、以下のよく使われる挨拶を試されてみてくださいね。

お店に入る時/スーパーのレジでの挨拶

こんにちは:Hallo (ハロー)/ Hoi (ホイ: hiに近い)

おはようございます:Goedemorgen (フーデモーヘン)

こんばんは:Goedeavond (フーデアーヴォン)

お店を出る時/レジで買い物を終えた時

ありがとうございます:Dank je wel (ダンキュベル)/ Bedankt (ブダンクトゥ: thanksに近い)

良い1日を:Fijn dag (ファインダーハ)

良い夕方を:Fijne avond (ファイネアーヴォン)

ではまた:Doei (ドゥーイ)/ Tot ziens (トッツィン)


オランダでは、「良い1日を」、と一声かけてからお店を出ることが多いです!

5. 「コーヒーショップ」はカフェじゃない!?


実は、オランダでは「コーヒーショップ」という言葉は2つの意味を持ちます。
1つ目は、コーヒーなどを楽しむ、普通のカフェ。
2つ目は、大麻や麻薬、水たばこなどを販売する店です(!)

オランダ、特にアムステルダムでは、2つ目の「コーヒーショップ」の看板を付した店がたくさんあります。

オランダでは、大麻の販売や使用は法律的にグレーゾーンで、当たり前に大麻を吸っている人が多くいます。また、大麻を混ぜ込んだケーキやグミなども、大通りの観光地で堂々と販売されています!
そのため、カフェに行きたい時に間違えて大麻ショップに行かないよう、ご注意ください!

全く違う午後になってしまいますよ…!



6. スーパーやレストランのオランダ文化

閉店時間

オランダでは、スーパーマーケットはおよそ20:00または22:00頃までと、比較的遅くまで開店しており、土日も営業していて便利です。一方で一般のお店は、オランダでの夕食時間にあたる18時ごろに閉店することが多いです。

スーパーマーケット情報

最大手のAlbert Heijn(アルバートハイン)は、値段設定が高い傾向にあります。ただ、ここでは有人のレジや受付で「ボーナスカード(Bonus Card)をください」と言うと、Korting (割引)を適用するためのQRコードをもらえて、安く商品を買うことができますよ。
Jumbo、ALDI、Dirk、Lidlなど準大手のチェーンスーパーの方がより安いので、そちらも利用すると良いでしょう。

レストランやカフェでのコツ

オランダには、基本的にチップの文化はありません。アムステルダムのレストランは予約が必要なことも多いので、注意されてくださいね。
オランダの水道水は衛生的であり、水道水を飲むことが非常に普及しているため、レストランでも、「tap water (水道水)をください」と伝えると、無料で済むことがあります。
アイスティーを頼むと炭酸のアイスティーが出てきたり、コーヒーを頼むと小さなクッキーがついてきたりと、そういった小さな違いをぜひ楽しまれてくださいね!

7. 雨・風の日もオランダを楽しむ!美術館・ホテルのコツ


オランダでは、10月中旬〜3月中旬までの秋・冬は、曇りと雨が交互に来る&強風という、なかなか天気のご機嫌の悪い時期が続きますが、美術館など、室内アクティビティも充実している国です!

美術館

オランダの美術館は値段の設定が高く、アムステルダムのRijksmuseum (国立美術館) は大人で22ユーロほどかかるので、5ヶ所以上の美術館を周られる方は、Museumkaart (美術館カード) を美術館の窓口で購入をするのも良いでしょう。

アムステルダムでは、主要観光地の「Anne Frank House(アンネフランクの家)」、「Van Gogh Museum (ヴァン・ゴッホ美術館)」のチケットは入場時間のスロットが定められており、売り切れ必至です。公式サイトにておよそ3週間前には予約をしておくのがおすすめです。

チケットを取り損ねた場合には、チケット販売会社のサイトやツアーを見てみると、直前でも買えることがあります。

ホテルでの諸注意

オランダのホテルに日本人が滞在する場合、

・手鏡の持参(高身長のオランダ人仕様で、鏡等の位置が非常に高いです)
・歯磨きやティッシュの持参(ホテルの部屋に備え付けられていない事もしばしばです。また、ヨーロッパのティッシュは分厚くて若干使いにくいです笑)をされると良いでしょう。

また、日本人にとってオランダの部屋は照明が暗いことが多いので、メガネなども持参されると良いと思います。
ぜひ、ホテルでもGezellig (フゼラハ: 快適な、楽しい、くつろぐ時間を過ごすことを意味。オランダ人がとても好んで使う形容詞)な時間を過ごされてくださいね。



運河や風車が美しい、国際色豊かな国、オランダへ行こう


いかがでしたか?オランダは運河や風車の街並みが美しく、英語だけで問題なく満喫できる、観光に適した国です!また歴史的な背景から、インドネシアやスリナム、トルコなど多くの国のレストランがあり、それらを楽しむこともできます。

そして、オランダで暮らす人たちは、フレンドリーで優しく、はっきりとした性格の人が多いです。もし困った時には、遠慮なく周りの人に尋ねてみてくださいね。みなさまがオランダで素敵なご経験をされることを、心より願っております!

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