必見! はじめてドイツへ行く前に知っておきたい7つの事

本日のライター


名前 / 住まい
 Yu Villegas / ドイツ

ドイツ在住歴
 4年
 

1. 日曜日はお店が閉まっている


ドイツ旅行中に1番気をつけてほしいのが、「日曜・祝日はほとんどのお店が閉まっている」こと。

日曜日に外出すると、街中がシーンと静まり返っている光景にびっくりするかもしれません。(クリスマスや年末も要注意!同じような光景が広がります。)
これは1956年に制定された「閉店法」という法律によって、日曜・祝日の営業が禁止されているためなんです。

閉店法には「労働者に休息を与える」「小売店を販売競争から守る」という目的があり、根強い反対の声がありながらも、現在まで受け継がれています。(※州によっては規制緩和がされているところもあります)


旅行者にとってはなんとも不便な話ですが、レストランやカフェ、美術館などは空いているので、事前に計画をたてていれば大丈夫。

日曜日以外でお土産や食料などのショッピングを済ませておくことがベストですが、空港や大きな鉄道駅併設のスーパーや売店は日曜日でも開いているのでご安心くださいね。

また、ドイツは9ヵ国と国境を接していて鉄道やバスで手軽に移動できるのが魅力。
日曜日でも多くのお店が開いているオランダやベルギー、ポーランドなどに週末滞在するようなプランにするのもおすすめです。



2. クレジットカードが使えないところも多い


現在、世界の多くの国がクレジットカードや電子マネー決済が主流になってきていますが、ここドイツは違います。

チェーン店や大型店舗、スーパーではクレジットカードが使えますが、個人経営店では現金しか使えないところも多く、旅行者としては不便さを感じるかもしれません。
クレジットカードが使えないことが多い場所としては、インビス(軽食スタンド)・パン屋・個人商店です。

また、ドイツ観光の定番・クリスマスマーケットでもほとんどのお店が会計は現金のみ。(ここ数年、クレジットカードが使えるお店も増えてはきましたが…)


レストランでも使えないところも多々あります。(たいていカードが使えないお店は入口にその旨表記がありますが、着席前に確認しておくのがベター)

会計時に現金が足りずATMまで走ることを避けるためにも、ドイツ旅行中は現金も常に持ち歩いておくと安心だと思います。

3. 女子・男子トイレの表示は「D」と「H」


ドイツ語では、トイレのことを「Toilette」または「WC」と表記します。
たいていのトイレでは、女子・男子用の表記にイラストが使われていて分かりやすいです。

しかし中には、ドアに「D」・「H」のアルファベット表示しかないところもあり、旅行者としてはどちらが女子用か男性用か分からなく困る場面が出てきます。


・女子トイレ:ドアにDAMEN(ドイツ語で女性)の頭文字である「D」の表記

・男子トイレ:ドアにHERREN(ドイツ語で男性)の頭文字である「H」の表記

ということは、絶対に覚えておきましょう!

また、日本とは違い公衆トイレは有料のところが多いです。
50セント~1ユーロくらいの料金が平均的なので、常に小銭を持ち歩いておくといいかもしれません。

4. 水は炭酸入りが一般的


日本とは違い、海外のレストランでは水は有料ということをご存じの方も多いと思います。
そして、ここドイツも例にもれず水は有料。しかしドイツで注意することは、それだけではありません。

ただ「ヴァッサー、ビッテ(水をください)」とだけ注文すると、ほぼ100%炭酸水が提供されるんです。


そのため、炭酸水が苦手な方は注文時に「炭酸抜きの水をください」と伝える必要があります。

頑張ってドイツ語で注文してみたい!という方は、「Mineralwasser ohne Sprudel,bitte」(ミネラールヴァッサー オーネ シュプルーデル ビッテ)」と伝えましょう。
英語の場合は、「still water please」と注文するといいですよ。

また、ペットボトルの水を購入するときは、以下の表記を確認してから購入しましょう。

・炭酸入り=mit Sprudel, mit Kohlensaeure

・炭酸なし=ohne Sprudel, ohne Kohlensaeure,Still

ちなみに、ドイツの水道水は安心して飲んでOK。日本の軟水と違い硬水なので飲みづらさを感じるかもしれませんが、世界でも最高水準の水道水と言われています。



5. スーパーのレジでは、超高速で袋詰めをしなきゃいけない


ドイツのお菓子や食品は可愛いパッケージも多く、お土産に購入したい!という方も多いのではないでしょうか。
そんなお土産ショッピングにおすすめの場所は、ずばりスーパー。

しかしドイツのスーパーでは、特に会計のシステムが日本とは異なるので注意が必要です。まずレジにはベルトコンベアがあり、そこに直接商品を置いていきます。(※カゴごと置くのはタブー!)
すべての商品を置いたら、ベルトコンベア横にある仕切り板を次の人用に置くのもマナーです。

エコバッグの持参も必須。忘れた場合はベルトコンベア下にエコバッグや紙袋がおいてあるので、商品と一緒に購入しましょう。そして、自分の会計がはじまったらさらに大忙しになります。

レジ係の人は、超高速で商品をスキャン→客もその場で超高速で袋詰めをしなければいけないのです!(※日本のように荷物を袋詰めする台やエリアはない)
高速袋詰めに自信のない方はひとまずスキャンされたものをカゴに入れていき、場所を移動してからゆっくり袋詰めするのもアリです。

6. お店に入ったら、客からあいさつ


ドイツでは、基本的にお店の人から客にあいさつをしてくることはないです。(ドイツではお客様は神様ではなく、日本のような懇切丁寧な応対はまず見ることがありません)

お店に入ったら、客である私たちの方からあいさつをするのが一般的なのです。
またはアイコンタクトや、ニコッと笑うだけでも大丈夫。たいていの店員さんはにこやかに応対してくれます。


以下が基本的なフレーズなので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

・終日使えるあいさつ:Hello(ハロー)

・朝:Guten Morgen(グーテン モルゲン)

・昼:Guten Tag(グーテン ターク)

・夜:Guten Abend(グーテン アーベント)

・さようなら:丁寧→Auf Wiedersehen(アウフ ヴィーダーゼーン)、カジュアル→Tschüss (チュース) 

・ありがとう:Danke schön(ダンケ シューン)

・どういたしまして:Bitte schön(ビッテ シューン)

7. 冬はめちゃくちゃ寒い


あまり知られていませんが、ドイツの冬はめちゃくちゃ寒いです。そのうえ長い!
それもそのはず、ドイツの緯度は北海道よりさらに上なのです。
真冬はマイナス温度になったり、積雪することもしばしば。

一般的に北部(ハンブルクやブレーメン)よりも南部(ミュンヘン)の方がアルプスに近いため寒さは厳しいです。
また南部は積雪することも多く、電車や飛行機が止まったり道路が凍結したり…と冬場は交通機関が麻痺することも。

冬にドイツ旅行をする場合は、チケットは払い戻し・変更可能なタイプにしておいたり、時間に余裕をもって旅行プランをたてておくことをおすすめします。

また路面が凍結するときもあるので、滑りにくい靴で旅行しましょう。

ドイツ旅行を楽しもう


ドイツ旅行に行く前に知っておきたい7つのことを紹介しました。
国によって文化や習慣が違い、それを体験することも海外旅行の楽しみの一つですよね。ぜひドイツ旅行をする際は、その違いを楽しんでもらえたらと思います。
この記事が、みなさんのドイツ旅行の参考になれば幸いです。

あなたにおすすめの関連記事

【海外製品】お土産にもOK!ドイツのスーパーで買えるおすすめ商品7選 【ドイツ旅行】おしゃれに過ごそう!ミュンヘンのおすすめカフェ7選 知らなかった! ドイツ特有のユニークな文化と習慣7選 【ドイツ留学】レトロとモダンが調和するベルリンで夢を叶える

当サイトは、イギリスのロンドンからnnw studioが運営しています。

WEBサイト・LP制作をはじめ、SEO対策やグラフィックデザイン制作(ポスター、名刺、カタログ、ロゴ等)事業を行っています。詳細は上の画像をクリック!