【オーストラリア留学】穴場の街アデレードでのどかなオージーライフ体験

– Today’s writer –


名前/住まい

Kylie(25)  / オーストラリア アデレード

どこの国・都市へ留学しましたか?

オーストラリア シドニー&アデレード

留学していた時期は? 

シドニー 2015年11月~1ヶ月、アデレード 2019年1月〜現在

留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


中学生の頃に通っていた英会話教室で、英語はもちろん、カナダ出身の先生が話してくれる日本とカナダとの文化・習慣の違いにとても興味を持ちました。

英語を学ぶうちに理解できることが増えていくことや、他の国の人々とコミュニケーションがとれることがとても面白く、ただ「英語が好き」「もっと学びたい」という気持ちが一番大きな理由でした。

また、日本や海外の旅行先で思うように英語を使いこなせないもどかしさや悔しさも、英語を学ぶ大きなモチベーションの一つです。そしてこの先結婚などをすると、留学の機会はほとんどなくなってしまいます。このもどかしさや悔しさを抱えたまま過ごしていくことになるのは嫌だと思ったことも、留学に踏み切った理由の一つです。


私は大学時代にも、卒業旅行を兼ねてシドニーに短期留学をしましたが、思い立った当初はアメリカへの留学を希望していました。しかしアメリカでは、学生ビザがなければ週に18時間未満のプログラムしか選ぶことができません。

その時は1ヶ月のみの滞在だったため、ビザを申請する手間と費用がもったいない、ということで、観光ビザのみでもフルタイムで学校に通うことができるオーストラリアへの留学を決定しました。

そしてオーストラリアの雰囲気や気候、人柄に魅了され、今回はより日本人率の低いアデレードでの留学生活をスタートしました。また、上限はありますが学生ビザでも働くことが許されているという点も、オーストラリアを選択した大きな要因です。



オーストラリアと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


まずは現地の人々が様々なルーツを持っているということを改めて実感しました。街を歩いていると、ヨーロッパ系、アジア系、ラテン系、アフリカ系、そしてアボリジニなど、様々な人種の人々が共に学び、働き、生活しているということに気づかされます。

そしてバイリンガルやマルチリンガルは決して珍しくなく、日々様々な言語が飛び交っているのを耳にしています。そのような世界有数の多国籍国家であるためか、現地の人々は異文化への好奇心が強く、そして寛容であるとも感じました。


文化としては、ショッピングモールやスーパー、コンビニエンスストアでさえ、夜6時にはほとんど閉まってしまうことに驚きました。会社員も、定時でしっかり仕事を切り上げます。

以前、ホストマザーに「オージーは休み(ホリデー)のために働いているのよ」と言われたことがありますが、まさにその通りの光景でした。日本と比べると不便なところもありますが、私はこのオージーの潔さをとても気に入っています。

渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


オーストラリアで最も有名なチョコレートブランドの一つ「Haigh’s Chocolates」をご存知でしょうか。100年以上の歴史をもつこちらのチョコレートメーカーはアデレードで設立され、その1号店は現在も街の中心部、ランドルモールの入口に店を構えています。

そしてこの1号店からバスで20分ほどの所には自社工場があり、Webサイトから誰でも無料の見学ツアーを申し込むことができます。ツアーでは実際の製造工程を見ながらHaigh’s Chocolatesの歴史やカカオ豆からチョコレートができるまでを簡単に学ぶことができ、さらに少量ですがチョコレートを試食することもできます。


また併設のショップでは通常商品はもちろん、「Second」と呼ばれるいわゆる規格外品が少し安く販売されています。不揃いだったりひびが入っている程度で品質に変わりはないため、自分用としての購入にはとてもオススメです。もちろんツアーは全て英語のため英語力が必要になりますが、自らの英語力を試すという意味で参加しても良いと思います。


滞在先の環境面は?どんな所に住んでいるの?


私は語学学校の申し込み時に、学校紹介のホームステイ先(1ヶ月)も合わせて利用しました。オージーの生活に触れたかったことと、街の治安や勝手がわからないまま日本からシェアハウスを選ぶことに不安があったためです。ステイ先はオウンルーム(1人部屋)、共用のトイレ・バスルーム、朝晩の食事付き。バス・電車・トラム(路面電車)が利用でき、学校までは公共交通機関で20分程です

到着してまず驚いたことは、現在1人暮らしのホストマザーがスリランカ出身だったことです。結婚を期に移り住み、30年以上オーストラリアに住んでいるため英語はもちろん完璧ですが、訛りがあり少し聞き取りづらく、最初は少し戸惑いました

しかし彼女はとても親切で、彼女の友人に私を紹介してくれたり、家に帰れば「今日は何を習ったのか教えて」「あなたの子供の時の話を聞かせて。過去形の練習よ」とレッスンの時間を設けてくれるなど、私が英語を使う・話す環境を作ってくれます。

そういった機会・場を楽しむうちに、私はホストマザーと今の環境が大好きになりました。


また、彼女は「だいたいの子は家に帰ってきたらすぐに自分の部屋にこもってしまって、何のためにホームステイをしてるのかわからない」ということを話してくれました。自分の英語力に自信がない、1人になりたい、など様々理由はあるかと思いますが、ホストとのコミュニケーションを面倒と思わずに楽しめる人が、ホームステイに向いていると思います。私は今の家を気に入り、食事なし(自炊)で契約の延長をしました。

ただ食事付きの場合、ホームステイはやはり宿泊費が高くなります。現在は民泊も一般的になり、シェアハウスを決めるよりも簡単に滞在先を決めることもできます。

私の友人の中には日本で民泊を1ヶ月ほど申し込み、オーストラリアに来てからシェアハウスを探し始めたという人もいました。民泊もシェアハウスも、家によってはオーナーが一緒に住んでいる場合があります。英語環境を作るためだけではなく安全のためにも、オーナーと生活することのできる家を選ぶことをおすすめします。



「アデレード」はどんな街?


アデレードは南オーストラリア州の州都でありながら、他の都市に比べるとまだまだ日本での知名度は低いと思います。しかしこの街は「Festival State」と呼ばれるほどお祭りやイベントが盛んな街で、毎週どこかで大小様々なイベントが行われています。

さらに、オーストラリア産ワインのほぼ半数の生産量を占めるワイナリー群(バロッサ・バレーが代表的です)や、手付かずの自然が残るカンガルー・アイランド、シティからトラムで40分程の所にあるグレネルグ・ビーチなど観光地も多く、長く滞在しても飽きることはありません。また、シティ中心部は「20分も歩けば全て用が足りる」といわれるほどコンパクトにまとまっており、さらに四方を公園に囲まれていたり、山や海からもほど近い位置にあるため他の都市に比べると落ち着いた雰囲気です。

建物は最新のものから中世ヨーロッパを思わせる造りのものまで様々で、行く先々で違った顔を見ることができます。そして南オーストラリア州は、オーストラリアでは珍しく「海に沈む夕日を見ることができる」州でもあります。自然から文化、フェスティバルまで様々な魅力が詰まった街、それがアデレードです。



留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!


オーストラリアの一番の魅力はその「多様性」だと思います。様々な文化的背景を持つ人同士がお互いを理解し、助け合いながらくらしている様子を見ると、オーストラリア人はフレンドリーだ、と言われる理由がわかる気がしてきます。時には友達同士で軽いカルチャー・ショックのようなものが起こりますが、それを直に感じることができるのも留学の醍醐味です。

そしてアデレードは、毎週イベントが行われる活気のある街でありながら、自然が豊かでゆったりとした時間を過ごすことができる街でもあります。日本人は比較的少なく、日本語を話せるスタッフがいるような店もほとんどありません。


そのため生活するにはある程度の英語力が必要になり、英語をしっかり学びたい人にはぴったりの環境がそろっていると思います。オーストラリアへの留学を検討されている方、ぜひアデレードも滞在先の候補として考えてみてはいかがでしょうか。後悔はしないはずです。

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