【オーストラリア留学】ブリスベンでの素敵なホストファミリーとの出会い

– Today’s writer –


名前/住まい

たあさん(30代)  / 東海地方

どこの国・都市へ留学しましたか?

オーストラリア シドニー近郊、ブリスベン

留学していた時期は? 

2000年 8~9月(シドニー近郊)

2005年3月(ブリスベン)

留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


一度目の留学は、大学主催の短期留学プログラムへの応募でした。元々英語圏への留学を希望していて、北米かオーストラリアの選択肢がありましたが、アメリカよりも治安が良さそう・物価が安そう、という安易なイメージからオーストラリアを選びました。

この短期留学でのホストマザーとの出会いがオーストラリア愛を高め、もう一度オーストラリアに戻りたい一心で二度目の留学へ。これは英会話学校を通しての手配で現地の語学学校に通いました。前回の学生ツアーとは全く違う一人での行動が、また私をオーストラリアにはまらせてくれました。(1度目と2度目の間に友達と観光でケアンズを訪れています。)

オーストラリアと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


時間の流れがゆったりしていた気がします。仕事が終わる時間が日本に比べると早く、夕方から夜は家族の時間や趣味の時間。おじいさんおばあさんがプールにいるのを見て、何歳になっても人生を楽しんでいるなあという印象を受けました。

ホストファミリーも夜ご飯は一緒に取れる時間にみんな帰ってきていました。ご飯の後にリビングで映画をみんなで見たり、アイスクリーム(巨大なもの)を食べたり…テレビや映画で見たままの外国の生活が繰り広げられていました。

また、美白命だった当時の私は、たくさんのオージーがタンニングを楽しんでいるのが衝撃的でした。あちこちで日焼け止めを売っていて、その日焼け止めで真っ白になっている人も同じくらいたくさん見ましたが、(年齢的に子供は真っ白の日焼け止めコーティングにサングラス・帽子・ラッシュガードの完全防備スタイル)ティーンからおじいさんおばあさんまで、サングラスをきめてタンニング用のベッドに横になって読書。

かっこいいな、とは感じましたが一度グレートバリアリーフで日焼け止めを塗り忘れた場所が水膨れになるほど日焼けした経験がある私は、真似して焼いてみようとは思えませんでした…


食生活は心配していましたが、私自身はかなり合う方でした。料理は素材の味を生かした、焼き料理が中心でした。(お肉や野菜も焼いて塩コショウやソースの味付け、など)Chineseのテイクアウトのお店が多く、ランチをそこで買ってチャーハンを食べることもありました。

日本のお弁当とは違い、ランチと持たされたものがハムとチーズのサンドイッチとりんごまるごと1個、小袋のポテトチップスだったことも最初は驚きましたが、そのうち自分でも同じものをつくって持っていくようになりました。それでも、野菜ペーストのベジマイトだけは苦手でした。(日本でいう納豆のようなものでしょうか…)




あと、飲み物もすべてが甘い、甘くないものは水だけでお茶がとても恋しく思えました。お茶や麦茶パック、長期滞在の人は持参してもいいかもしれません。

私が一番戸惑った文化の違いは、「部屋のドアを常に少し開けておくこと」です。寝る時以外は外出時も部屋にいる時も基本的にドアを少しだけ開けておきます。日本はいつでも閉めるので私はこれに慣れることができず、勉強机に向かったら背後にあるドアがいつも気になっていました。

自室にいてドアが閉まっていると、ホストファミリーも声をかけづらいそうです。心配性だったので、「そんな頻繁に声をかけられても気まずいなあ。」などと考えていましたが、もちろんそんなわけもなく(もちろん、ホストファミリーによるとは思いますが)「声をかけていいよ!」のサイン程度に考えておけばいいかもしれません。また、トイレのドアも「誰も入っていない」という意味で使ったら開けておくそうです。


バスの中に表示が全くないことも衝撃的でした。アナウンス、なし。電光掲示板表示、なし。どうやって目的地で降りたらいいかと言ったら、景色しか頼るものはありませんでした。橋を渡ってブリスベンの市内に入ったら、もうバスの座席から腰を浮かせる勢いで周りをキョロキョロ、少しでも見覚えのある建物が見えたらドキドキしながらボタンを押しました。

寝過ごしたら最後、どこに行くかもわからないという緊張感が常にありました。慣れてきたら、同じ方面に通勤・通学する顔なじみを勝手に見つけてその人について降りるという技も身に着けました。バスに関しては日本の方が親切だなと今でも思います。

渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


穴場というよりもむしろメジャーすぎるスポットですが、私が好きだったのはSouth Bank Parklandsという公園です。中でも最初に行ったときはこんな立派なプールが無料!?と友達と驚きました。浅瀬で水遊びという感じの場所があり(子供の遊び場ですが人工的に木など植えられていてとても素敵)、ホームシックの友達の話を半日そこで聞いた記憶があります。


公園の中には観覧車や食べ物を販売している場所もありました。コインロッカーに荷物を預けようとして$2.00入れたら、戻らなくなってしかもロックもされず…英語で係員さんに聞くこともできずに友達と途方に暮れた、という思い出もあり、ますます心に残っている場所です。留学してすぐ、まず何から探検しようかな、という日にはお勧めの場所です。


あと、市内の語学学校の近くにはたくさんのクラブがありました。留学生パーティーなどもそこで行われるので、何度か足を運んだこともあります。でも、ドレスコードがあるクラブもあるので(ビーチサンダルの友達が断られていた)注意が必要です。

滞在先の環境面は?どんな所に滞在していたの?


私は短期だったのでホームステイのみでしたが、滞在が長くなると友達とシェアで、自分で、と部屋を借りている人も多く見られました。日本でホストファミリーとなるには何となくボランティアのイメージがあると思いますが、オーストラリアではホストファミリーとして留学生を受け入れると、ビジネスとして収入が得られます。

リタイアした老夫婦が収入を得るために受け入れていたり副業で行っていたりする場合もあります。私の場合、1回目はシングルマザーでナースをしている女性(と犬1匹)の家、2回目は両親と娘(10歳)の家でした。

1回目は大学の留学プログラムだったので、ホストファミリーになる条件に事細かに規定があったそうです。(実はその契約書?を見せてもらいました。)

毎日の送迎(もしくはそれが頼めるか)、三食(お弁当含む)提供できること、外食を滞在期間中〇回以上行うこと、ショッピングに連れていくこと、映画に連れていくこと、週末は家族の誰かがいて留学生を一人にしないこと、などなど…ホストマザーはとても律儀な人で、「これとこれはOKね!まだこれはやっていないわね!」などと一緒にチェックをして、帰国までに全項目クリアしてくれました。
友達の家は高齢夫婦だったので、なかなかアクティブには動けなかったという話も聞きました。ホストマザーとの出会いが、私が二度三度とオーストラリアに行くきっかけになったと言っても過言ではありません。


2回目は、ホストファミリー歴が何年もあり、年に何組も受け入れているベテラン家族でした。部屋にはトイレとシャワーがあり、洗濯機も自由に使っていいよとのことで、1回目と比べると部屋を貸すだけでその他は自分で自由に動いていいよ、という印象でした。初日のみ語学学校まで送ってくれましたが、その後はバス通学でした。そのバス通学も英語に慣れていない私にとっては大冒険で、毎日バス停を間違えたり道に迷ったり…

また、2回目の滞在中、ホストマザーが入院してしまいました。私としてはホストファミリーを変更すべきか、それを言い出そうか考えましたが、向こうはまったく気にしていない様子でした。確かに、家族だとそのようなこともあるし…とは思いましたが、やっぱりホストマザーがいない生活は少し不安だったのでもし気になることがあればきちんと話した方がいいと思います。



「ブリスベン」はどんなところ?


川を隔てて都市部と住宅地に分かれています。ほとんどのホストファミリーは川を挟んだ住宅地にあると思うので、バスなどを使って学校まで通うことになります。通勤や通学にはバスの他、フェリーも使われています。バスはZONE制で料金が変わります。私の家はZONE2で1回の乗車料金は数ドルでした。また、バスは週末に特にバスの本数が少なく、終バスの時間が早いです。遠くに住んでいる友達は17時台に終バスが出てしまうので毎回困っていました。

あと、日本と違ってバスが来たら手を挙げて止めます。タクシーのように止めないと、素通りされてしまうこともあるそうです。毎日同じ時間に同じバスに乗っていたら手を挙げなくても停まってくれるようになったこともあるかもしれませんが、最初は私の他にもバス停でバスを待っている人がいますように!と祈っていました。

覚えておくと便利なことは、都市部のストリートの名前です。南北の通りが女性の名前、東西が男性の名前がつけられています。せっかくホストファミリーにそう教えてもらったのに、最初はまったく意味が分からず2日目以降の通学ではバス停から語学学校までよく迷いました・・・帰りは友達と話しながら遊びながら帰ってくるから迷わないのですが。むしろそこで景色を見落としていたのでしょうね。

留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!


グループで留学した1回目と、一人で飛び込んだ2回目。同じオーストラリアでも感じることがかなり違いました。でも、基本的なオーストラリアの人たちの印象は同じです。明るくて、おおらか。英語ができずに戸惑っていても、ニコニコと待ってくれる。外国から来た私を受け入れてくれる雰囲気が大好きです。
これから留学や旅行を考えている人は、ぜひ現地の人とコミュニケーションを積極的にとってみてください。買い物の時の一言でも、ホストファミリーへ自分から声をかけてみることでも、できそうなことでいいと思います。英語が下手でも、通じなくても大丈夫です。きっと私の時のように受け入れてくれることと思います。みなさんに素敵なオーストラリアの思い出ができますように!

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