– Today’s writer –
名前/住まい
Summer(20代後半) / ドイツ
どこの国・都市へ移住しましたか?
ドイツ ベルリン
渡航した時期は?
2013年7月〜9月
留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?
大学の専攻が外国語学科ドイツ語専攻であり、語学の向上を目的としていたのはもちろんですが、ドイツに行き実際に自分の目で見たり、聴いたり、五感を使って、文化の違いを肌で感じたかったためです。ドイツの中でもベルリンを選んだ理由は、首都であり歴史的な背景を残しながら近代的な文化も栄えている街という点に魅力を感じました。
観光スポットも多数あり、留学がより楽しくなりそうだという自分の好奇心もありました。語学学校を検討した際、値段がそこまで高くなかったところが見つかったのも理由の一つです。
ドイツと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?
日曜日やクリスマス・祝日はほとんどのお店が閉まること
24時間営業のお店が多数ある日本と比べると最初は本当に驚きました。
スーパーもほとんど閉店しているので、お買い物は土曜日までにしておくようになりました。
トイレがほとんど有料なこと
デパートや駅のトイレを利用するのに、だいたい50セント~1ユーロほどかかります。お掃除の方が定期的に清掃しています。トイレの入り口にコインを入れる機械や、係員の方がいてお金を渡します。
電車や交通機関が遅れることが頻繁にあること
特に電車が遅れることは日常茶飯事です。ドイツの方で怒っている方はあまりいなく、しょうがないと受け入れている人が多い気がします。日本の電車の定時制のすごさを感じます。
デポジット制度が身近にあること
ペットボトルやビンなどは買う時にデポジット分のお金が加算されています。
空の容器をスーパーなどにおいてある機械に入れて返却すれば、デポジット分のお金がかえってくる仕組みです。
スーパーのレジ袋が有料であること
ドイツでは基本的に買い物するときは自分のエコバックを持参する、もしくは袋を購入するかになります。環境問題への意識が高い人が多く、プラスチックの消費を減らし、包装もなるべく簡単な方法を好む方が多い印象です。
現在は日本もレジ袋が有料化しているお店も増えてきましたが、ドイツはもっと早くから取り入れていたのではないかと思います。
渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?
Flohmarkt(蚤の市)
週末になると公園や並木沿いに出店が立ち、フリーマーケットのような蚤の市が開催されています。洋服や骨とう品、本や食べ物まで色々なものが所狭しと並んでいて、見ているだけでも楽しいです。毎週商品が変わるので、毎週行っても新しい発見があります。
ドイツの様々な街でFlohmarktはありますが、ベルリンのMauerparkというところで毎週日曜に行われている市は規模が大きく、たくさんの人で賑わっていて驚きました。
アンペルマンショップ
かつて東西ドイツとして分かれていた時代の東側の信号機のマークが、キャラクターグッズとして販売されています。その愛らしいフォルムに筆者も魅了され、いつの間にかファンになっていました。
Tシャツやエコバック、文房具からお菓子まで幅広く取り扱いがあります。日本でも徐々に知名度を上げているアンペルマン。ベルリン市内でいくつか店舗があるので、ぜひ一度足を運んでみてください!アンペルマンカフェも市内にありますよ♪
ベルリンベアーの像
ベルリンの紋章の熊にちなんで、ベルリン市内にいくつか熊の像があります。駅の構内やホテルの前など、至る所にいます。それぞれ違う模様をしているので見つけたら写真を撮っておくのもおすすめです。滞在中に観光客の人々がこのベルリンベアーと一緒にポーズをきめながら写真撮影している姿も度々見ました。(筆者もやりました!笑)
滞在先の環境面は?どんな所に住んでいたの?
ホームステイでした。通っていた語学学校が斡旋してくれました。私はホストマザーが一人で住んでいるアパートの一室を借りて、二か月間過ごしました。ホームステイに決めた理由は、語学力向上のためにネイティブの方と話す機会をたくさん増やしたかったとことと、ドイツの方が住んでいる環境で自分も生活してみたかったからです。
実際に生活してみて、学校から帰宅後その日にどんなことがあったかなど一緒に座って話したり、近所のおすすめのカフェなどを教えてもらったりしました。語学力も伸び、一人で住んでいたらできなかったことをたくさん経験できました。
当時のホストマザーとは今でも時々連絡を取り合っています。
生活する中でも語学力を伸ばしたい方、コミュニケーションをとるのが好きな方、話し合いが好きな方はホームステイをおすすめします。
「ベルリン」はどんな街?
ベルリンはドイツの首都であり、観光地でもあります。中でも博物館島や、ベルリンフィルハーモニーなど文化面で楽しめるスポットが多数あります。街中には公園や自然が多く過ごしやすいです。
私が特にベルリンで魅力を感じているところは、歴史的な建物や背景を残している部分と、近代的な部分が同時に存在しているところです。ドイツは以前、東ドイツと西ドイツに分かれており両者を隔てる壁まで存在していました。現在は統一されましたが、その歴史を伝えるべく様々な博物館や、跡地があります。
特に壁博物館(チェックポイント・チャーリー)や東ドイツ博物館は当時の様子を知るのにとても良いと思います。その一方で近代的なビルが建ちならんでいたり、色々な国の店舗がならんでいたりします。クラブ文化も栄えており、色々な人たちが踊り楽しんでいる場でもあります。
ベルリン食文化についてもご紹介したいです。やはり気になる食文化、ベルリンといえば私がご紹介したいのが「カリーヴルスト」と「ケバブ」です。
カリーヴルストとは、焼きソーセージにケチャップとカレーパウダーがかかっているB級グルメです。シンプルながらにお店ごとにソースにこだわりがあったりもして、見逃せないソウルフードなのです。中には行列ができるくらい有名なお店もいくつかあります。
私のおすすめは「Curry 36」。ガイドブックにも掲載があったりするようですが、ジューシーなソーセージと、コスパの良さが嬉しいです。私が行ったときはいつも列ができており、さすがは人気店!という印象です。
ちなみに、カリーヴルストの博物館もベルリンにはあります。このグルメが登場した歴史や香辛料の秘密まで色々と知ることができます。ご興味ある方はぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう?
トルコ系の方も多いドイツでは、ケバブのお店もたくさんあります。ケバブというとお肉のスライスや野菜が、パンに挟まれて出てくるのが一般的ですが、中にはお肉を使わず野菜がたっぷり入った「野菜ケバブ」もあります。ベジタリアンの方でも食べられるケバブということもあってか、こちらも行列のできる有名店がベルリンにありました
留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!
初めてのドイツ留学で、期待も不安もどちらもあったことを覚えています。授業では少人数制で、必ず自分の意見を述べる場面が何度もあり、思うように伝えられない悔しさも時に感じたりしました。しかしこつこつと授業を積み重ねていき二か月で自分の理解度が上がったことを実感できました。
授業の後はクラスメイトとお昼を食べたり、ベルリンの街を散策したりと授業以外にも毎日新しい発見があり、今でも濃い思い出となっています。そして実際にドイツで生活してみて、日本との違いを自分で体験できたことは、非常に有意義な体験となりました。そして異なった文化でも生活できたという自信にもつながりました。
この留学体験が自分の中で「ドイツについてもっとよく知りたい、将来はドイツで仕事をして暮らしてみたい」という目標を持つきっかけの一つとなりました。そしてその時の目標を叶えて現在はドイツにて仕事をし、生活しております。
ですので、もし今留学に行こうか迷っている方がいらっしゃるならば、私はぜひ現地で留学することをお勧めしたいと思います。きっと想像以上に様々なことを体験できるはずです。そしてドイツを訪れる機会がある方にはぜひ見どころのたくさんある、ベルリンを楽しんでみてください!
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