【ドイツ留学】中世ヨーロッパの景色が広がるレーゲンスブルクでドイツ文化に触れる

– Today’s writer –


 名前/住まい

こーさん(20代前半) / ドイツ ドルトムント

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 どこの国・都市へ移住しましたか?

ネルトリンゲン レーゲンスブルク

 渡航した時期は? 

2015年9月〜2016年9月

留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


大学在学中に英語以外の外国語を話せるようになりたいと思い、ドイツ語を勉強するようになりました。ドイツ語を早く習得するためには、実際に現地に行って留学するのが一番良い方法だなと考え留学を決めました。

ドイツと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


日本とドイツで決定的に違うのは、ドイツでは日曜日はお店が全て休みという事です。ドイツでは、日曜日はレストランなどを除き、基本的に働くことが法律で禁止されています。なので、日曜日は街の中は本当に静かです。平日とは違った日曜日のあの静寂さは、ドイツならではだと感じました。

また、ドイツ人の習慣で驚いたことは、ドイツ人はとにかく換気が好きということです。語学学校で授業が始まる前や休憩時間に、ドイツ人の先生が換気をしようと言って必ず窓を開けます。その先生に限らず、どの先生も雨が降っていても、外が寒くても空気の入れ替えをします。学校だけに限らず、会社などでもそうです。ドイツ人は自然が大好きなので、部屋の中でも常にフレッシュな空気を求めているんだなと驚きました。

渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


レーゲンスブルクにはたくさんのパン屋さんがありますが、私が通っていたHORIZONTEという語学学校の近くにある「Bäckerei J. Schwarzer」というパン屋さんは私のお気に入りのパン屋さんです。語学学校の先生から美味しいと教えてもらったパン屋さんなのですが、ここはチェーン店ではなく、地元の人に人気のパン屋さんのようです。パンの種類が豊富なほか、季節のケーキなどもあり、どれもとても美味しいものばかりです。場所が少しわかりにくい所にあるので、知る人ぞ知るおすすめのパン屋さんです。



また、「Pizzeria Pam Pam」はおすすめのレストランです。値段も良心的で、そして何よりパスタもピザも美味しいんです。ランチは全ての料理が6.3ユーロとお手頃な上、量がとにかく多いのが特徴です。日本人からしたら、2人分くらいの量が1人分なのでびっくりすると思います。

レーゲンスブルクには他にもたくさんの低価格から高価格のピザ屋さんがありますが、ここは味も値段も最高なんですよ!語学学校生や地元の大学生からも人気のレストランです。パン屋さんもピザ屋さんも地元民から愛されるお店です。ぜひ現地を訪れた際は、どちらも行ってみてくださいね。


滞在先の環境面は?どんな所に住んでいたの?


レーゲンスブルクに滞在していた時はHORIZONTEという老舗の語学学校に通っており、語学学校に併設されている寮に住んでいました。語学学校は旧市街にあり、街の中心部にあるのでとても便利でした。寮は語学学校と建物の中が繋がっているため、雨の日でも濡れずに学校へ行くことが出来ます。一回1ユーロで使える洗濯機やwifiも完備しているので、とても過ごしやすい寮でした 。

私が住んでいたのは2人部屋で、キッチンとお風呂は共用ですが、自分の個室もある部屋のタイプでした。2人部屋の相手は同じ性別で、基本的には自分と違う国籍の人がペアになっていたので、授業以外でもドイツ語を使う良い機会でした。
2人部屋以外にも、個室のお風呂とトイレ付きの1人部屋もありました。その場合、キッチンだけは30人くらいの大所帯で共用です。個室の方が人気が高いのですが、個室の部屋は壁が薄く隣の声が聞こえる時もあるそうです。


また、キッチンも大人数での共用なので、使いたい時に使えないなどの不便さもあるようでした。1人部屋に住んでいる多くの人は、料理したあとに広いリビングで食事をするので、ドイツ語や英語などで様々な国の人とコミュニケーションを取ることが出来ます。

1人部屋の人は自分の部屋にいるよりも、このリビングに出てきて誰かと話したりみんなといるのが好きな人が集まる場所のようでした。なので、ドイツ語などがうまく話せなかったりすると、他の寮の人とキッチンで会っても気まずいという声もありました。

そのため、私がオススメするのは2人部屋です。2人部屋だと2人でゴミ出しやお風呂掃除などのルールを決めなくてはなりませんが、キッチンは使いたい時に使えたり、壁も厚く声なども聞こえないのでとても楽でした。静かに暮らしたい人は2人部屋で、パーティー好きやみんなと過ごしたい方は1人部屋をおすすめします。



「レーゲンスブルク」はどんな街?


レーゲンスブルクは旧市街が世界遺産のバイエルン州にある美しい都市です。ミュンヘンから電車で90分くらいで行けるため、アクセスも良好です。レーゲンスブルクはドイツ最古のアーチ型石橋や、ゴシック建築の大聖堂、世界最古のソーセージ屋さん、ドイツ最古の一つと言われるカフェと見所たくさんの街なんです。

レーゲンスブルクはローマ人が街を作ったという歴史があるので、街並みはまるでイタリアのように小道があって、道も直線ではなく曲線で、ドイツなのにイタリアのような雰囲気を感じられる街です。

ドナウ川から見る旧市街はとても美しく、日中も夜も一日中楽しめます。ミュンヘンのように大都市ではなく比較的小さな都市であり、日本人にあまり知られていない都市なので、都会が苦手な方や日本人の知らない街に行きたいと思っている方におすすめの街です。お店もたくさんあり、治安もかなり良いので、とても過ごしやすい街だと思います。

現地情報として、レーゲンスブルクには、ドイツ語を学ぶ日本人と日本語を学ぶドイツ人が集まる会「Stammtisch (スタムティッシュ)」が毎週木曜日の夜にあります。ビールを飲みながら、お互いの文化をはじめ様々な事を日本語やドイツ語で語り合います。留学をしていると、他国から来た留学生と知り合うことの方が多いので、意外とドイツ人と知り合う機会がないように思います。


なのでスタムティッシュで交友を広め、さらにタンデムパートナーと言うお互いの言語を教えあう相手を見つけられたら、ドイツ語の語学力がさらにアップしますよ。レーゲンスブルクのスタムティッシュは、学生から社会人まで年齢問わず様々な人がいるので、ぜひ現地で参加してみてください!



留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!


「留学」というと、イギリスやアメリカの英語圏が圧倒的に多いのですが、私は断然ドイツをおすすめします。というのも、ドイツは治安の良い国であり、他の国よりも田舎で、留学(特にワーキングホリデー)人数などに制限がないのでビザがおりやすく行きやすいからです。治安はもちろん場所にもよりますし、夜は気をつけた方が良いのですが、私は夜中に歩いていても1年間特に何事もなかったので、ドイツは比較的安全な国だと感じました。

イギリスやアメリカ、フランスのように大都市がなく、国全体が中規模都市で構成されているため、大都会が苦手中でも過ごしやすいと思います。また、街を出るとすぐに畑が広がり緑がとても多いのがドイツの特徴です。

放牧された牛や馬などもいるため、とてものどかな風景は一年間見ても飽きないほど美しいものです。

留学する際に、私のようにワーキングホリデービザを利用してドイツへ行く方もいると思うのですが、ドイツではワーキングホリデーの年間の人数制限がなく、基本的に書類をちゃんと提出すればビザがおります。隣の国フランスではワーキングホリデービザの発行に人数制限がありますが、ドイツはそれがないのでかなり穴場の留学先だと思います!


私は大学在学中に留学をしたのですが、帰国後はドイツ語の講師をしたり、ドイツに関係するバイトをしたりとドイツ関連の仕事に就きやすかったです。ドイツ関連の仕事は日本では比較的少ないので、日本に帰国してもそのような職につきやすく、留学の経験がとても役に立ちました。

ドイツは日本から直行便もあったりとアクセスしやすい国です。また、中世を感じさせるような木組みの家やメルヘンで可愛い街がたくさんあり、留学中の旅行も楽しめること間違いなしです。少しでも興味のある方は、ぜひドイツへの留学考えてみてはいかがでしょうか。

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