– Today’s writer –
名前/住まい
しろくん(20代前半) / 神奈川
どこの国・都市へ旅行しましたか?
クアラルンプール・モア マレーシア
渡航した時期は?
最近だと2018年8月~9月(累計半年以上)
※過去に何度も行ったことあります。
旅行を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?
私は両親がマレーシア出身ということもあり、小さい頃からよくマレーシアに連れて行かれました。両親は日本に留学に来ていたのですが、そのまま日本で結婚し、現在では20年以上日本に在住しています。
私の場合は正規の留学ではありませんが、親戚がマレーシアにいるということで、一年に一度はマレーシアに訪れる機会がありました。期間でいうと3週間から1ヶ月程なのであまり長くはありませんが、とても刺激的な日々を送れたと思います。
そのような経験を通して、高校三年生の頃マレーシアに一人で2ヶ月近く旅行に行ってきました。この国を選んだ理由としてもちろん上記の経験もありますが、頼れる親戚がいたこと、何度も行っているので多少地理がわかるということ、マレーシアでは中国語を使う人が多いという理由があります。読み書きはできませんが、日常会話程度の中国語ならできますので、この点も決めるきっかけとなりました。
マレーシアと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?
一番驚きを感じたのは食事習慣の違いです。
1 基本的に外食が多い
2 一回の食事で注文する量が多い(特に夕飯)
3 汁物が常にある
この点において私は非常に驚きを感じました。
まず①についてですが、それはたまたまお金に余裕がある親戚が多かったからでは?と疑問に思う方も多いと思います。しかし、マレーシアに在住する私の親戚には、裕福な方ももちろんいますが、ほとんどが一般家庭同様もしくは収入が少なめの親戚です。つまり、収入の大小に関係なくマレーシアでは圧倒的に外食をする家庭が多いということです。実際、親戚の家に泊まらせていただいた際も、冷蔵庫には料理ができる食材のようなものがほとんどありませんでした。
次に②についてですが、これはある1つの習慣に起因するものだと思います。
その習慣とは料理をシェアする習慣です。もちろん日本人の中でも1つのおかずを家族で分け合う人もいると思いますが、私のイメージでは、例えばご飯・味噌汁・お魚・納豆のようにそれぞれに取り分けられている場合が多い印象があります。
ですがマレーシアでは、そのように「個人の食事」を用意されることはほぼなく、全体で共有できるように大きなお皿を使い、何個もおかずを用意し、欲しい分だけとるといった「全体の食事」を考慮して用意されています。このことから個人の食事量を測る習慣がないため、特に家族が揃って食事をする夕飯では多めに食事を注文しているのではないかと考えています。
最後に③ですが、絶対的確証はありませんが食事に汁物を必要とする人が多いと感じたことです。例えば、朝食はラーメンのようなスープがある食事、昼はカレー(日本のカレーと違いかなり汁っぽいです)夕飯は肉骨茶、のように常に食卓に汁物があると感じました。
さらに私の実家も同様、食事には必ずと言っていいほどスープが付いています。理由を聞いたところ、汁物がないと喉に食事が通らないことがあると言われました。おそらく幼少期からの食習慣としておかずと汁物は常にセットだったため、汁物で流し込むという癖がついているのかと思います。
渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?
知っている方もいらっしゃると思いますが、マレーシアと言えば赤道線沿いで年中夏という特徴があります。毎日とても暑いため現地の人は年中半袖短パンで過ごす人が多いです。さらにその暑さからなのか、マレーシアではそこら中にプールがあります。私の従兄弟は泳げないにも関わらず頻繁にプールに行っていました。
そこで今回は数多くあるプールの中でも、特に私が驚いた場所についてご紹介させていただきたいと思います。首都クアラルンプールから車で約40分のところにあるSunway Lagoonというリゾート地です。イメージとしてはウォーターパークです。そんなもの日本にもあるじゃないか?と思う方もいらっしゃると思います。では何がすごいのか、それは圧倒的規模の大きさです。
日本にもいくつか似たようなリゾート地はあると思いますが、それほど大きくないですよね。このSunway Lagoonという場所はマレーシアの中でも最大級と言われています。マレーシアの人にこの場所を知っているか、と聞いた場合おそらく知らない人はほとんど居ないと思います。
しかし、そんなに有名だと人で溢れかえって穴場スポットとは言えないじゃないか、と友達にこの場所を紹介する際に言われますが実はそこがミソです。先ほど現地の人なら誰でも知っていると言いましたが、実は現地の人はあまりいないです。
なぜかというと、マレーシアの方の平均月収は日本円で換算すると6万〜10万円だと言われています。実際私の従兄弟もごく普通の家庭ですがそれぐらいしか月に稼げていません。
もちろん日本に比べ物価が安いため生活していく分にはなんら問題はないですが、遊びに行く余裕はなかなか持てないみたいです。つまり、Sunway Lagoonのようなリゾート地はマレーシアにもいくつか存在し名前も知られていますが、日本のディズニーランドのように気軽に行ける場所ではないようです。
なので、リゾート地の規模は大きくても人があまりいない、いても少数の観光客だけという状況が生まれます。私が行った時は八月半ばの平日だったということもあり、ちらほらと人はいましたがほぼ貸切りのような感じでゆっくりと優雅な時間を過ごせました。皆さんもぜひマレーシアに訪れた際には寄ってみてください。
滞在先の環境面は?どんな所に滞在したの?
私は二ヶ月近くマレーシアに滞在していたのですが、その際にたくさんの方にお世話になりました。多くの親戚の方に泊めさせていただいたり、不動産をやっておられる親戚に頼み一ヶ月家を貸していただいたりと、とても恵まれた環境だと思います。ここではお世話になった親戚の方に住ませていただいた住宅の環境についてご紹介できればと思います。
まず私が最初に泊まらせていただいた場所は、再従兄弟の家でした。彼の父親はマレーシアでブランドの会社を立ち上げ現在ではとても成功しています。そんな彼の家にお邪魔した際は言葉も出ませんでした。
なんと家の中にエレベーターがあるんです。建物は4階建で、二階のテラスにはプールまでついていました。これがお金持ちか、とそこで私は初めてお金の力を知りました。彼はもちろん仕事もしていますが、毎日友達とランボルギーニを乗り回し遊んでいます。その環境の中で一週間過ごした私は金銭感覚が少し変わりました。良い意味でも悪い意味でもですが。
そして次に泊めていただいた場所は母親の妹の持つ家です。私の叔母に当たります。彼女は非常に努力家で広告会社を経営していますが、副業として不動産もやっていました。自分で買った物件を、主にAirbnbというサイトに登録し外国人観光客に貸し出しています。
そのうちの一つをこの旅ではお借りしました。物件自体はマンションのようなもので24階にありました。私は三週間この場所をお借りしたのですが約5万円という格安で住むことができました。普通にホテルを借りるより断然安いですよね。
でも内装はホテル顔負けです。オープンキッチンがついており、天井は二階まで吹き抜けになっていました。ベッドもクイーンサイズと申し分のない環境でした。ちなみにシャワールームもとても広かったですが、それについて日本人がマレーシアに旅行に行く際に少し注意点があります。
それは、基本的にバスタブがないということです。旅行客向けの少し高めのホテルでしたら用意されているところもあると思いますが、殆どがないと思っておいたほうがいいです。マレーシアは年中夏なので、湯船に浸かるという習慣があまりないみたいです。
「クアラルンプール」はどんなところ?
私が滞在していた街は主にクアラルンプールというマレーシアの首都です。とても綺麗な街で交通機関もかなり発達しており住みやすい街でした。しかし、私自身人混みより静かな場所が好きなのであまり長居したいとは思えなかったのが正直な感想です。マレーシアは以前までは発展途上国という括りにいましたが、現在は東京となんら変わりがありません。
車で30分の道のりを移動しようとしても、交通渋滞に引っかかってしまうため結果的に一時間以上かかることも多々ありました。かといってマレーシアでは電車があまり発達していないため車以外の交通手段が殆どないのが現状でした。
そういった意味ではまだまだ発展途上なのかもしれませんが、クアラルンプールにはマレーシアを代表するツインタワーというのがあります。この建物を見たときはマレーシアも日本と同じ、もしくはそれ以上に発展しているのではないかと思ってしまうほど素晴らしい建物でした。マレーシア観光にいった際にはぜひ見てみるといいと思います。
旅行の感想&読者の皆さまへアドバイス!
近年留学をしたいと考えている人、実際に留学をした経験がある方が非常に増えていると聞きます。私は留学という形式で海外に行ったことはありませんが、海外にいた期間を総合すると一年近くあると思います。それらの経験を踏まえてここでは言語についてお話しできればと思います。
私の周りの友達にも留学をしたいという友達はたくさんいます。その度に私は「なぜ留学したいの?」と聞いています。返ってくる答えは殆どが「就職に有利だから」「多言語を話せるようになりたいから」です。もちろんこの考え方が間違っているという訳ではありませんが、私はとても違和感を覚えます。
まず就職に有利という考えは、冒頭でも近年は留学をしている人が増えていると言ったように近年多くの人が留学を経験しているため、一概に就職に有利になると言えるのかとても疑問です。
また、言語の習得を目指して留学をする方も多くいますが、ほとんどの人が留学といえば三ヶ月または半年をイメージしていると思います。ですが実際は余程才能がない限り半年で一言語を習得するのは至難の技です。
環境に慣れて、日々のコミュニケーションが取れるようになり、自分が思ったことを片言で少し伝えることができるようになったくらいの時期で日本に帰ってくることになると思います。これは私の経験だけではなく、実際に日本に留学に来た私の両親の経験からでもあります。
留学で何より大切なのは具体的な目的の設定とそれを達成するためのプランです。ただなんとなく行く、なんとなく言語を習得したい、そのような気持ちで行くとおそらく何かを得ることはできないと思います。言語を習得したいのであれば、毎日どのようなことを話すのかリスト化してください。
海外で友達を作りたいのであれば、同じ留学生と仲良くなるのではなく現地の人と仲良くなってください。先ほども言いましたが留学で一番大切なのは目的の設定と達成するためのプランです。自分の目的に沿ったプランを立てることで、例え三ヶ月の留学であったとしても得られるものは大きいと思います。
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