【カナダ留学】世界中の人と話したい!トロントで本気の語学留学

– Today’s writer –


名前/住まい

Asukao(30) / タイ バンコク

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どこの国・都市へ留学しましたか?

カナダ トロント

留学していた時期は? 

2010年5月~12月

留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


小学校4年生の英語の授業で、先生がアメリカ人だったことが英語を好きになったきっかけです。英語を話すことができれば世界中の人と話すことができると思い、英語の勉強を始めました。

語学で有名な大学に入学して毎日ネイティブの先生の講義を受けているうち、英語を話せるだけではなくツールとして使うことが大事だと思うと同時に、子供のころから思っていた「世界中の人と話したい」という想いは消えることがなく、大学4年生になるタイミングで留学を決めました。


留学先として選んだのはカナダ最大の都市トロント。人口のほとんどが移民で、日本人の私でも臆することなく生活ができそうだと思ったうえに、何より、一つの都市にいながら世界中の人と出会うチャンスがあるのではと思ったのがトロントを選んだ理由です。

カナダと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


トロントと日本の大きな違いは、大きく分けて3つあります。

1つは、各国の文化を尊重した街づくりがされていることです。トロントにはリトルイタリーやグリークタウンなど、各国の文化に根付いたエリアがあり、それぞれの国の方が多く住んでいます。
5~9月には毎週末各エリアでお祭りが開催され、その国のバックグラウンドを持っていない方も多く参加し、食や音楽などの文化を気軽に楽しむことができます。

2つ目は、他人同士のコミュニケーションが生まれやすい点です。道で「その服はどこで買ったの?」「その食べ物美味しいそうだね、この近くにあるの?」と声をかけられることは日常茶飯事。
カフェでくしゃみをしただけで、「Bless you」(英語圏ではくしゃみをすると魂が抜けるという言い伝えがあることから、くしゃみをした人にかける言葉)と声をかけられます。

3つ目は、LGBTに対してオープンなことです。私の住んでいた隣の通りは「レインボーストリート」と呼ばれるLGBTの方が多く暮らすエリアでしたが、新宿二丁目のようにクローズドな空間ではなく、LGBT以外の人も普通に訪れることができるエリアです。

LGBTの象徴であるレインボーカラーにちなんでこう呼ばれており、このストリートに位置するカフェやアパートにはレインボーフラッグを掲げているのが多いのも特徴です。


また毎年7月には「レインボーパレード」と呼ばれるLGBTの方のためのフェスティバルが開催され、LGBTの方やLGBTを支援する団体がダンスなどを披露します。市内の大きな通りが封鎖され、市長までもがパレードに参加する、トロント最大級のフェスティバルです。

日本は単一民族なうえに、他人と距離を取ることや謙虚でいることがマナーという文化なので、日本人にとっては非常に新鮮な文化だと言えるでしょう。



渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


トロントのおしゃれストリートとして有名なQueen Street WestにあるTrinity Bellwoods Parkという公園には何度も行きました。Queen Street Westはその名の通りQueen Streetの西側のことを指し、Trinity Bellwoods Parkへは西側のスタート地点からストリートカー(トロントの路面電車のこと)で20分程度です。


Queen Street Westにはおしゃれなカフェや雑貨屋などが並んでいるため、歩きながらお店を見ているとあっという間にTrinity Bellwoods Parkに到着します。そこまで広い公園ではありませんが、住宅街でもあるこのエリアの人々にとって憩いの場となっており、芝生で昼寝をする人や本を読む人、犬の散歩をする人など、思い思いの時間を過ごすことができます。

新しいお店を探しながら散歩をして公園まで歩き、近くにあるコーヒーの美味しいカフェでコーヒーをテイクアウトして読書をする時間が何よりお気に入りでした。

滞在先の環境面は?どんな所に住んでいたの?


トロントの留学生の間では、寮ももちろんありますが、ホームステイかシェアハウスが一般的です。初めての海外生活で心配だったこともあり、私は留学中ずっとホームステイをしていました。

カナダ生まれの奥様とトルコからの移民の旦那様の二人暮らしで、私以外にも韓国・ポーランド・メキシコなど様々な国からの留学生が住んでいました。
些細な日常も英語で過ごさなければならない環境だったので生活習慣の違い等で悩むこともありましたが、みんなで各国の料理を作ったり、買い物に行ったり、学校に通う時間以外も世界各国の文化を知ることができたことは貴重な経験でした。

シェアハウスの場合は日本人同士で暮らしている場合が多く、シェアハウスに住んでいる人は日本語がメインになってしまい英語が上達しない傾向があるように思います。外国人と暮らすことに抵抗がない方、本気で英語を学びたい方にはホームステイがおすすめです。

シェアハウスはネットや掲示板などで探す必要がありますが、ホームステイは学校で斡旋してくれる場合が多いため、慣れない海外生活でも家を探しやすいのもメリットの一つです。



「トロント」はどんな街?


トロントは、オンタリオ湖という五大湖の一つに面しており、夏はオンタリオ湖からの風が吹くので過ごしやすいですが、冬は風も冷たく雪が数10センチ積もる場合もあります。

内陸なのでビーチはありませんが、海のように広いオンタリオ湖の周りには人口のビーチがあり、夏はビーチバレーやBBQなどを楽しむことができます。治安も良いため、初めて海外生活をする方にとっては非常に過ごしやすい街だと言えるでしょう。


また、トロントの街自体はコンパクトにまとまっており、日本でいう札幌のようなイメージです。主要な場所にはすべて徒歩で行くことができるため、観光にはあまり適していないかもしれませんが、住むにはちょうど良い大きさです。街中の道は縦・横が綺麗に並んでおりわかりやすいのも特徴です。


前述の通り、人口のほとんどが移民で、アジア人の割合もかなり多く、日本人にとってもとても過ごしやすい環境でした。アメリカは差別が多いイメージがありますが、トロントにはアジア人やイスラム系の方が多いため、目に見えるような差別もありません。

また、街を歩いていると英語以外の言語で会話をしている人も多くいますし、英語にかなり強いアクセントを持つ方も多くいらっしゃいます。英語が苦手な方にとっては勉強するのに最適な環境だと思います。

留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!


就職活動を始めたものの留学したいという思いが消えず、大学4年生でようやく踏み切った留学でしたが、本当に行って良かったと思っています。

当初アメリカかイギリスに留学したいと考えていましたが、ビザが取りづらいことや治安が悪いことがネックとなり、ビザが取りやすくかつ暮らしやすそうなトロントを選びましたが、結果的にそれが大正解でした。

私は子供のころから英語を勉強してきたので、元々日常会話や簡単なプレゼンなどは問題なく話せるレベルでしたが、それでもやはり英語のスピーキングにはあまり自信がなかったため、実際に英語圏で生活をしたことでスピーキングのスキルが飛躍的に伸びました。


なにより一番学んだことは、どんなアクセントを持っていても、伝えようと思う気持ちと根気があればコミュニケーションを取ることはできるということです。日本人は英語の発音や文法に気を取られすぎる傾向がありますが、トロントで出会った世界各国の方々はそんなことは全く気にせず、単純に会話を楽しんでいる印象でした。

一つの街にいながら世界各国の人に出会い、世界各国の文化に触れることができる街トロントは、自分の行動次第でいくらでも友人の輪を広げられる環境です。

もちろん、日本人同士で集まり日本語を常に使っている人も多くいますが、そのようなグループに出会わないまま過ごすことももちろん可能です。自分を強く持ちつつ、異国文化を理解したいと思える方にはおすすめの留学先です。



その一方で街の方に行くと、日本ではなかなか見ることのないカラフルなカップケーキのお店やカンガルーの肉を使った家庭料理を出してくれるレトロな雰囲気のレストランなど、心をワクワクさせてくれるお店がたくさんあります。

チャイナタウンという大きなマーケットもあり、そこでのショッピングもとっても楽しいです。チャイナタウンはその名からも想像できる通り、アジア文化の発信地であり、いろいろなものを安く手に入れることが出来ます。外国人が多いという国ならではの文化だと感じました。
わたしと同じように、海外旅行初心者で不自由なく旅行を楽しみたいという方には本当にオススメの観光地です。1か所で大都会も大自然も体験することが出来、まさに一石二鳥、【異国を楽しむ】にはもってこいの場所です。


外国人が多いということもあって、英語が話せなくても、現地の店員さんなどはとても親切で、【あまり英語がうまく話せませんが大丈夫ですか?】と話しかけたら【もちろん大丈夫よ!話してみて!】と快く対応してくれました。
【日本人は親切な人ばかり】という話をよくメディアなどで耳にしますが、こういう時にお国柄を感じるのだなとわたしは思いました。シドニーの人もとても親切な人ばかりでした。

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