– Today’s writer –
名前/住まい
あやみ(20代後半) /クイーンズタウン
どこの国・都市へ留学しましたか?
ニュージーランド クイーンズタウン
留学していた時期は?
2018年12月~
留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?
わたしは、大学を卒業してから、ニュージーランドに来るまで、不動産業者で営業職に就いておりました。仕事はツライこと・大変なこともありましたが、お客様と話す時間は好きでした。仕事を始めてから、旅行が趣味になり、国内であれば、ふらりと一人で出かけることも増えました。わたしの転機となった日も、一人で観光名所へと出かけていた時でした。
そこは、外国人観光客からも人気の場所です。一人でふらふらと歩いていたわたしは、話しかけやすかったようで、何人かの外国人観光客の方から、写真を撮って欲しいと声をかけられました。その時にふと、
『ああ、この人たちは、あと何回ここに訪れることができるのだろう?もう来ることはないかもしれない。なんかもっと気の利いたことを言ってあげられたらいいのに』
と。これをきっかけに、訪日外国人観光客向けのツアーガイドになりたいと思いました。
とはいえ、わたしは英語が苦手。ずっと話せるようになりたいと思いながら、気が付けばアラサーになっていました。英語を勉強しつつ、旅行業界に転職するというのも考えました。しかし、以前にも英会話教室に行って続かなかったこともあり、これは、英語を話さざる得ない環境に身を置かなければいけないなと思いました。
そこで、考えたのが『ワーキングホリデー』。聞いたことがある人もいるかと思いますが、年齢と健康的な問題がなければ一年間は、遊んでも勉強しても働いてもいい最強なビザ(国によって、ビザの期間、労働条件、就学期間は異なります)。これなら、海外で英語に触れながら生活をし、現地で旅行業者に勤めれば一石二鳥だと思いました。
日本とワーキングホリデーの協定を結んでいて、英語圏で、治安が良くて、わたしでも生きていけそうなところ…できれば、自分が旅行するのに行ってみたいところで…と、探した結果、ニュージーランドに決めました。英語圏で人気なワーキングホリデー協定国は、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド 、イギリス、アイルランドかなと思います。(わたしの調べた感覚なので、違っていたらすみません…)
人気な国は情報が多いので、わたしでもなんとか住む場所と仕事を見つけられるのではと思いました。その中でも、星空が有名なテカポ湖やフィヨルドの景色が有名なミルフォードサウンドなど、行ってみたいところがたくさんあるニュージーランドに決めました!
ニュージーランドと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?
最初に驚いたのが、街中でも裸足の人がいること。それも小さい子ではなく、大人が。それも、ビーチとか芝生ではなく、アスファルトの上をそのまま歩いていますし、スーパーにも裸足で入ってきます。
スーパーで初めて見たときには、衝撃的でした。砂利道も裸足ですし、車の運転も裸足。あのまま公衆用トイレとかにも入っているんだなと思うと、なんとも言えない気持ちになります。裸足問題もそうですが、日本だと、外の床って汚いっていう風に言われて育ちますが、そういう感覚はないんだろうなと感じました。
あと、とても当たり前ではあるのですが、言葉が違うって大きいなと。一つはすごくポジティブだなと感じました。仕事で、お客様の要望などの確認をしていて、それが終わった後、「That’s perfect!」って言われた時、日本にはない感覚だなと感じました。他にも、相槌に「Beautiful」とか「Awesome」って言います。現地の人からすれば、別になんともないことなんでしょうが、言葉がポジティブってとても素敵だなと思いました。
もう一つは、そもそも文化が違うなと。知ってはいても、くしゃみをしたら通りすがりの人から「Bless you!」って言われるのは、日本には無い文化なので、『本当に言うんだ!』と感動しました。よく学校で習う「How are you?」もそうですよね。日常的に『調子はどう?』って、日本では言わなくないですか。久しぶりに会った人にしか聞かない気がします。
こちらでは、お店のレジの人に言われます。最初は、なんて答えていいものか、まごつきました。ちょっとした『How are you?』恐怖症でした。
渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?
穴場と呼んでいいのかわかりませんが、Wye Creekがおすすめです。クイーンズタウンの街中から車で約20分の場所にあるハイキングコースです。コースを登っていく途中で二手に分かれるところがあり、そこを右へ進むと滝があります。約一時間半で登ることができ、滝を見ることができ、クイーンズタウンのほとりにあるワカティプ湖を一望することができます。
わたし、湖と流れる水、そして山がある景色が好きみたいで、そもそもクイーンズタウンの景色が好きなのですが、ここに行ったときに、さらに滝があって、『なんて良いところなんだ!!』と感動しました。
滞在先の環境面は?どんな所に住んでいるの?
わたしは、最初バックパッカーズ(基本的には素泊まりの安価な宿泊施設)に1ヶ月ほど住んでいました。その後は、フラット(シェアハウス)に住んでいます。高校生から部活動の寮で生活をしていたので、家族以外の誰かと生活することに慣れていますが、そうではないと最初はいろいろとストレスかもしれません。
フラットについては、周りの人の話しを聞いていると、家の設備というよりは、人間関係の方が苦労している気がします。こればかりは、住んでみないと分からないとしか言いようがありません。
わたしは、職場の先輩からフラットを紹介してもらったので、安心して内見に来れましたし、特に考えずに決めましたが、快適に生活ができています。わたし的には、知人からの紹介が安心できるのかなと思いました。ただ、自分が属するコミュニティを広げたいという人は、スーパーの掲示板やインターネット、Facebook等で探すのも面白いかもしれませんね。その場合は、内見は必須ですし、誰か友だちを連れていくことをオススメします!
「クイーンズタウン」はどんな街?
ニュージーランドに来たいと思う人って、どういう理由の方が多いんでしょうか?わたしの周りの方で多いのが、ニュージーランドらしい自然豊かな景色と星空が見たいという理由の方が多い気がします。そういう理由であれば、クイーンズタウンはとてもオススメです。
街中からは、雄大な山々と美しい湖が見え、少し車を走らせれば、ハイキングコースがたくさんあります。また、アクティビティも充実しており、クイーンズタウン周辺でできるものとしては、バンジージャンプ、スカイダイビング、パラグライダー、乗馬、湖上をクルーズ等々、たくさんあります。
生活する上でも、郊外に大型のスーパーがあり、食材や日用品の買い物には困りません。地方出身のわたしからすれば、自然があり、けれども物もちゃんとある感じが本当に程良いです。他にも、星空で有名なテカポ湖、ニュージーランドで一番高い山のマウントクック、ミルフォードサウンド。
クイーンズタウンの欠点をあげるとすれば、物価が高い!家賃を調べると、他の都市の方が断然安い。観光客が多く訪れる街ではあるので、仕事は探しやすいと思いますが、仕事のあてがないと、住むのにはなかなか勇気がいるかもしれません。あと、わたし個人的には、蜘蛛が多いのもツライです。蜘蛛が苦手なのですが、車のボンネットなどの隙間に住んでいるようで、たまに隙間からでてきたところに出くわして、悲鳴を上げています。
留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!
海外に住んでみる。言葉にすると、なんだかハードルが高そうですが、条件さえクリアできれば、ワーキングホリデーで、簡単に来ることができます。わたしは日本が大好きですし、いずれは日本に住みたいと思っています。他を知ることで日本の良さを再確認できますし、日本の良さを海外の人に伝える仕事ができたらいいなと思っているので、言語の壁をクリアするためにも海外に住んで、現地の言葉と文化を学ぶ機会をつくれたことに満足しています。
わたし個人的には、海外に来るのに一番大変だったのが、会社に辞めるということでした。言ってみたら、案外あっさりと辞めることができましたが、勇気が要りました。何か環境を変えることって、体力・気力ともに使いますが、流されるのではなく、常に選択してトライ&エラーを繰り返しながらも、楽しい人生が送れたらなと思います。これを読んだ方の何か参考になれば幸いです。
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