世界にはあらゆる博物館が存在しますが、今回はその中でも、世界に一つしかない貴重な「不思議で奇妙なおもしろ博物館7選」をご紹介します。
こんなものまで展示するの?!と思わず声をあげてしまいそうな珍しい博物館が勢ぞろい。
Mr.ウィリアム
ジョナサン
Contents
- 1.失恋美術館-Museum of Broken Relationships(クロアチア)
- 2.カンクン海底美術館-Cancún Underwater Museum(メキシコ)
- 3.スラブ国際トイレ博物館-Sulabh International Museum Of Toilets(インド)
- 4.拷問博物館-Torture Museum(オランダ)
- 5.国際スパイ博物館-International Spy Museum(アメリカ)
- 6.バッドアート美術館-Museum of Bad Art(アメリカ)
- 7.アイスランドペニス博物館-Icelandic Phallological Museum(アイスランド)
1.失恋美術館-Museum of Broken Relationships(クロアチア)
2人のアーティスト、映画プロデューサーのOlinkaVišticaと彫刻家のDraženGrubišićによって設立された美術館。文字通り、世界中の一般人から集めた「失恋コレクション」を集めた美術館です。
View this post on Instagram
設立は2010年と比較的新しい美術館ですが、博物館には10万人以上の訪問者があり、クロアチアで11番目に訪問者が多い博物館になりました。日本語に翻訳された解説もあるので、訪れた際は解説付きでご覧いただけます。
コレクションには、恋人にバースデープレゼントでもらったぬいぐるみ、見知らぬ人が描いた2人の似顔絵など、世界のほろ苦い思い出がたくさん展示されています。それぞれの作品に隠された恋物語を想像しながら鑑賞しましょう。非常に想像力が掻き立てられる博物館です。
参考 失恋美術館公式WEBサイト
・営業時間
夏(6月1日〜9月30日):10AM~9PM
冬(10月1日〜5月31日):9AM~1:30PM、2:30PM~9PM
・定休日
クリスマスイブ、クリスマス、元旦、イースター、オールセインツ・デイ
・料金
40kn
2.カンクン海底美術館-Cancún Underwater Museum(メキシコ)
最も不思議な体験をしたいという方にはカンクン海底美術館がおすすめ。海底に沈む美術館には約500点の彫刻が展示され、ほとんどの作品は英国の彫刻家Jason deCaires Taylorによるものです。その他の一部はメキシコの5人の彫刻家による作品です。
View this post on Instagram
こちらも2010年11月にオープンした、比較的新しい美術館です。2010年カンクンではサンゴ礁の減少が深刻な問題になっており、こちらの海底美術館は、サンゴ礁を守るエコプロジェクトの一環として開館されました。10年の月日を経て現在展示物に多くのサンゴ礁が付着し、作品の原型がわからなくなる程の成長を見せています。
海底美術館の見学にはダイビング、もしくはシュノーケリングツアーへの参加が必要です。ツアーに興味がある方はこちらから詳細をご覧ください。
参考 カンクン海底美術館公式WEBサイト
3.スラブ国際トイレ博物館-Sulabh International Museum Of Toilets(インド)
「トイレの博物館」と聞くと、少々異端な響きに聞こえますが、紀元前3000年から20世紀の終わりにかけてのトイレの歴史が学べる立派な博物館です。古代、中世、そして現代にかけての生活背景や文明の進化をトイレから学ぶことができるのです。
View this post on Instagram
1992年に設立された博物館には、約50か国から集めたトイレが展示されています。本棚の形にカモフラージュされたトイレや、ルイ14世が使用していたトイレの複製などユニークな展示物も存在します。
参考 スラブ国際トイレ博物館公式WEBサイト
・営業時間
平日 8AM~8PM
日曜日、祝日 10AM~5PM
・料金
無料
4.拷問博物館-Torture Museum(オランダ)
世界にある様々な「拷問」器具を展示する、アムステルダムにある拷問博物館。ギロチン、ストックなどのよく知られた拷問器具から、ここでしか見られない珍しい拷問器具までを展示しています。
https://www.instagram.com/p/CCG8QgYgUQC/
博物館のレイアウトは薄暗い迷路になっており、各部屋に1、2個の拷問器具が展示されています。博物館全部で40以上の器具が展示されています。さらに博物館は、現在も100か国近くで行われている現代の拷問について学生達を教育し、国連拷問禁止条約への支援をしています。
少々グロテスクな人型模型も存在するので苦手な方は覚悟が必要です。さらに日本語案内はない為、解説を知りたい方は英語やオランダ語、スペイン語等のスキルが必要です。非常に小さい博物館ですが、世界で最も珍しい美術館のリストに選ばれた観光客に人気の博物館です。
参考 拷問博物館公式WEBサイト
・営業時間
10AM~11PM
・料金
大人 €7,50
12歳までの子供 €4
▼同じアムステルダム市内には、ファン・ゴッホ美術館やアムステルダム国立美術館もあります。詳細はこちらの記事から。

5.国際スパイ博物館-International Spy Museum(アメリカ)
スパイ映画の好きな方にとってこれほど魅力的な博物館は存在しません。アメリカのワシントンDCにある「スパイ」コレクションを展示する美術館は2002年にオープンしました。
View this post on Instagram
750を超える展示物が1900m²のスペースで公開されており、これまで世界で起こった歴史的な写真や映像、口紅のピストルやスパイカメラなどの世界中のスパイが使用しているツールが鑑賞できます。映画009で実際に使用された車の展示もしています。
View this post on Instagram
演出にも非常に力を入れており、入館者は入館の際にスパイとしてミッションを与えられます。展示物や映像の他に、パートナーの信頼度を測る体験型コーナーなど1日中楽しめるエンターテインメント満載の博物館です。
参考 国際スパイ博物館公式WEBサイト
・営業時間
月-金 10AM~6PM
土 9AM~8PM
日 9AM~7PM
・料金
大人(13-64歳) $24.95
子供(7-12歳) $16.95
幼児(6歳以下) 無料
高齢者、ミリタリー、法執行機関 $22.95
6.バッドアート美術館-Museum of Bad Art(アメリカ)
こちらの美術館もまた不思議な着眼点から作られました。ゴミ箱やリサイクルショップから収集した「ひどすぎて目をそらせない絵画」を展示する美術館。世界で最も最悪のアートを展示しています。
View this post on Instagram
1994年、ゴミの山から拾ってきた1枚の絵を友人にみせた古美術商のスコット・ウィルソンが友人に勧められ、ごみアートのコレクションを開始したことを機に完成したこちらの美術館。館内はフェイクのセキュリティカメラが設置されていたりと、ユーモアに富んでいます。
絵描きが苦手な皆さんにも、美術館に展示されるチャンスがあるかもしれません。
参考 バッドアート美術館公式WEBサイト
現在改装の為、一時閉鎖中です。
7.アイスランドペニス博物館-Icelandic Phallological Museum(アイスランド)
1997年に開館したこの博物館には、215種類以上のペニスの標本が誇らしげに展示されています。ネズミからホッキョクグマ、そして2011年からは史上初となる人間のペニスの標本も展示されています。博物館はアイスランド人、ドイツ人、アメリカ人、英国人の4名のドナーから死後寄贈の申し出を受けており、2011年から展示されているのはアイスランド人ドナーのものです。
アイスランド人ドナーはパゥットル・アラソンという95歳の男性で、彼は若い頃に300名以上の女性と関係を持った女たらしであった為、「永遠の名声」のために陰茎を同館に寄贈したいと生前申し出たのです。
View this post on Instagram
年間数万人の観光客が来館する人気スポットで、来館者の約6割は女性であると言われています。オンラインストアではオリジナルグッズが購入できます。
参考 アイスランドペニス博物館公式WEBサイト
・営業時間
10AM~7PM
・料金
大人 2200 ISK
Mr.ウィリアム
ジョナサン
▼こちらの記事もあわせてCHECK!


