【カナダ留学】人生に一度の大決断!ワーホリで大都会トロントへ

– Today’s writer –


名前/住まい

Tsuki(40代前半) / カナダ

どこの国・都市へ留学しましたか?

カナダ トロント

留学していた時期は? 

2006年1月~現在

留学を決めたきっかけとその国を選んだ理由は?


元々海外には興味があったのですが日々忙しい中、なかなかきっかけがありませんでした。20代も終わりになりそんな中、働いていた会社が倒産、恋愛の方もうまくいかず途方に暮れていました。

そんな状況の私を見て母親から今なら海外に行けるチャンスではないかと背中を押され決心しました。勉強というより海外で生活をしてみたい希望の方が強かったのでワーキングホリデーという制度に参加を決めました。

そして渡航する国を挙げていた時、 カナダのトロント出身の方にトロントに行って後悔する事はないと強く勧められました。当時はカナダといえばバンクーバー、私自身はトロントはどのような都市なのか、どこにあるのからすらはっきりと分かりませんでした。ただ冬は極寒のイメージしかありませんでした。

カナダと日本との間での大きな違いは?文化や習慣の面で驚いた点は?


多民族国家のカナダ、特に大都市トロントでは様々な人種の方々が生活しています。そして移民が多いトロントの素晴らしい所はそれぞれのルーツを尊重しているという所です。

トロントに行くと世界を回れると言われるぐらいチャイナタウンやギリシャタウン、リトルイタリー、インド街など色々な国の街が所々に存在します。そこでは本格的な料理やその国特有の物、またその場所では英語ではない言語を耳にします。移民が多いので私自身が英語に困った時でもどうにかして理解してあげようと多くの人が努力してくれます。

驚いた事は残業をする人はほとんどいなく、金曜日のお昼ぐらいからはほとんどの人が週末モードに入ります。有給も残さず使い切る人がほとんどです。仕事とプライベートのONとOFFが日本より断然にされていると思います。

カナダ在住13年で1番驚いたのはバスの運転手がバスを止めコーヒーを購入して戻ってきた事です。乗客はあまり気にもしていませんでした。

最近では携帯のアプリからバスを追跡できますが13年前はバスや電車の時刻表もなく、いつくるか分からないバスをひたすら待っていました。結構適当だったのですが誰一人文句も言わない状況に驚きました。都会でありながらもカナダ人のおおらかさがよくわかる光景だと思います。



渡航先の町で見つけたおすすめの穴場スポットは?


私のトロントのおすすめの場所はThe Beachesです。その名の通りビーチがある場所なのですが、トロントには海がありません。しかし多くの人が驚くほどの海のような大きな湖があります。砂場もあり夏場は湖沿いでビーチバレーボールや散歩、サイクリングなどで賑わいます。ゆっくりと時間が流れ日々の疲れを癒してくれる場所でもあります。

またThe beachesエリアにあるQueen streetでは素敵なお店やレストラン、カフェなどが並んでいます。毎年The beachesエリアに行くと私が必ず立ち寄るお店があります。Ed’s real scoopというアイスクリーム屋さんです。(2224Queens street.East)

ここはお客さんが途切れないトロントでも有名なアイスクリーム屋さんです。アイスクリームはもちろんジェラートは全てが手作り、店内に入ると手作りのワッフルコーンのいい匂いがします。


湖沿いを歩きながらEd’s real scoopでアイスクリームを購入して、そのままQueen streetで買い物。1日が充実して過ごせます。



また毎年7月にはこのThe beachesエリアでジャズフェスティバルが行われ、ジャズの音楽で盛り上がります。かなり大きなイベントなので子供から大人まで楽しめます。

滞在先の環境面は?どんな所に住んでいたの?


私は初めての海外滞在になるのでやはり不安もあり、2週間のホームステイをしました。ホームステイでは朝、昼、晩の食事が用意されます。私の場合はホストマザーのみでブラジルからの留学生も滞在していました。

2週間の間にホストマザーにはたくさんのことを教えてもらいました。ホームステイを2週間だけにしたのは、出発前からなるべく早く自分のペースで生活をしていきたいという気持ちがあったからです。この事をホストマザーに話すと彼女の息子夫婦のベースメントが空いているということですんなりと次の住まいを見つけることができました。

トロントではこのように一軒家の地下を住まいとして貸し出している家庭が多くあります。普通のアパートよりは安めに借りることができます。1ベッドルームの地下を借りて2階に部屋だけを借りているスイス人の女性と地下にあるキッチンとバスルームをシェアをしていました。

入口も専用にあり窓もあり少し暗めですけど光も入ってきていました。大抵のホームステイ先は比較的安全な地域で募集がされています。食事も用意されているので海外が初めてで不安な方や学校で忙しくなる方には向いていると思います。

アパート探しはやはり自分の目で見てスタートしたほうがいいです。トロントに滞在するうちにどの地域がどのような感じで治安はどうなのかが分かってきます。アパート暮らしは自分のペースで生活できます。スーパーなどに行く機会も増えますからトロントでの生活に早く馴染めます。



「トロント」はどんな街?


トロントは都会と聞いていたので都会育ちではない私はやっていけるだろうかと不安でしたが、もう気づけば滞在13年目になっています。都会といえどもやはりカナダは国土が広いので密集している感じがありません。
トロントにはCNタワーという東京スカイツリーによく似たタワーが建っているのですが坂もあまりなく山もないのでこのCNタワーを目印にすれば自分が今どの方角にいるのかすぐ分かります。

最近トロントはかなり日本に近づいている状況です。ここ数年で日本人も増え、ラーメン屋や居酒屋、焼肉店、日本のチーズケーキやお茶屋さん、ユニクロ、無印、100均ストア(こちらは2ドル)などが急速にできました。

13年前は日本が恋しくなる時期がありましたが、こういったお店が出来たことにより、日本を身近に感じることができるようになりました。少し割高になりますが日本の食品もアジア系のスーパーなどで手に入ります。またトロントにもJ-townという日本人街もあります。


交通機関は大都市だから地下鉄路線がたくさんありそうだと思われがちですが、実は4線しかありません。かなり分かりやすい路線になっています。他にはバスとストリートカー(路面電車)が走っています。これらは、どの区間を乗っても乗車金額は同じなので着いた当初はこの路面電車を端から端まで乗車をして観光をしていました。

またトロントはスポーツも盛んです。NBA唯一の北米チームのトロントラプターズ、カナダといえばアイスホッケー(トロントメープルリーフス)、メジャーリーグ唯一の北米チーム(トロントブルージェイズ)がトロントに本拠をおいています。本場の迫力あるゲームを観戦できます。



留学の感想&読者の皆さまへアドバイス!


カナダといえば極寒のイメージがあると思います。トロントはバンクーバーと比べるとやはり寒く冬が長いです。そしてかなり乾燥しています。モールの中などは半袖で歩いている人達も見かけるほど屋内は暖房がかなり効いています。
冬場に滞在をする予定の方は冬用のブーツはトロントで購入したほうが良いと思います。日本から持ってきた靴などは冬場に凍結予防のためにまかれている大量の塩などですぐ傷んでしまいます。

そしてトロントの夏は短いです。この短い夏を楽しめるだけ楽しんでおこうと人々が街に活気づきます。毎週末どこかでイベントがあります。カナダ人は基本気さくな人が多いのでこういったイベントに出かけると気軽に話しかけられます。それだけではなくバスで横になった人やスーパーでレジ待ちのときなども話をする機会があると思います。

移民が多いトロントですから訛りのある英語もよく聞きます。分かりづらいときは単語だけ聞き取り後は想像するのみで、ほとんどが通じています。私は初めてきた当初はとりあえず単語を言っていました。

文法を考え完璧に話そうとすると反対に何も出てこず会話が成り立たなかったからです。


単語を並べると大抵の人は想像してくれ、それを繰り返していく内にいつの間にか単語から文になっていました。初めのころはよく道を聞いていたのですがしばらくして一時日本に帰国した際外国の方に道案内がすんなりと出来たのを今でも覚えています。

外に出て会話をするだけでも英語力が必ず付いてきます。トロントには山や海がありませんが人との交流にはお勧めの場所だと思います。移民が多い都市ならでは面白さがトロントにはあります。

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